東海沖の地震監視に障害、気象庁 緊急速報、最大13秒遅れも
気象庁は5日、東海沖の海底にある地震観測システムで、地震計からのデータに異常が出る障害が起きていると発表した。周辺を震源とする地震が起きた際、緊急地震速報が最大で13秒程度遅くなる可能性がある。津波の監視に影響はないとしている。 気象庁によると、システムは数十キロ沖合の海底5カ所に地震計を設置、観測した地震波の波形などのデータをケーブルで静岡県御前崎市の陸上にある観測所経由で東京の気象庁本庁に送る。観測所でデータに時刻を記録するが、本庁で受信したデータに正確な時刻が付いていないという。 障害は5日午後2時50分ごろに発生。