かんぽ生命の不適切契約問題 日本郵政らが会見(全文7完)嫌でも悪い情報が上がるように
営業再開延期に対する現場の声は?
通信文化新報:通信文化新報の永見と申します。今まで現場の声の収集とかそういったものが経営のほうに届かなかったっていうお話で、届けようっていうことなんですけども、今回の営業再開を延期するっていうことについて、現場の声っていうのはどのようになっているのでしょうか。 横山:現場の声につきましてもさまざまにあったと思います。やはりお客さま対応というものがまず優先されるというような考え方もあれば、早くお客さまに対してわれわれの金融商品の情報を提供したいというような声も、いろんな声があったのは事実でございます。現場の声はそういうことでありますけれども、実際の営業再開を決めますときには、また現場に対してお客さまから出てきた声というようなものも全て勘案して、この決断をしたということでございます。ですからさまざまな声があったのは事実です。 通信文化新報:今回の不正事案というのは、たくさん聞いたわけではないですが、エリア窓口のほうではあまり起きていないっていう話も聞いているんですけれども、そういった局も全部含まれて来年再開になるということなのでしょうか。 横山:来年の話ですか。営業再開の話ですね。 通信文化新報:全体、グループとして決めたということなので、やはり1月ということになる、めどになるということなのでしょうけれども、実際この案件がどこに集中しているかというのはこれから分析をしなければいけないと思うんですけれども、まったく関係のない、まったく平穏な局というのもたくさんあって、その人たちも同じようにこういったことをかぶっていくなんですけれども、その現場の声っていうのを今後どういうふうに。それで経営として決めたっていうことではあると思うんですけれども、そういった人たちのことももう少し聞いたほうがいいかなと思います。 横山:はい。当然、今回の特定事案の調査におきましても、どの郵便局、あるいはどういう募集人がというような分析がこれから始まるわけでありまして、こうしたものも含めて、おっしゃるとおり、地域の郵便局が少ないとかそういうことも含めていろんな分析をした上で考えていく、再開の仕方については考えていきたいというふうに考えております。以上です。 司会:よろしいでしょうか。最後にもう一方、どなたもご質問されてない方。