能登の被災商店街、にぎわい戻す 石川・輪島でプレオープン
能登半島地震で被災した石川県輪島市門前町の総持寺通り商店街に、被害を受けた商店が入る仮設商店街が完成し、12日、プレオープンを迎えた。整備された11区画のうち、衣料品店や陶器店など6事業者が営業を開始。「にぎわいを取り戻したい」「町の人が集まれる場所になれたら」と意気込んだ。 衣料品店「幸福さん」は地震で建物が全壊し、店主の平田れつ子さん(67)も腕を骨折するけがを負った。金沢市への避難を経て4月に門前町へ戻り、店再建を決意した。「お客さんと話すのは楽しい。地震前のようにみんなが集まれる店にしたい」と話した。