クルマ好き女子が現地レポ!激アツだったD1GP最終ラウンドお台場決戦の青い歓喜と興奮を振り返る【D1GP TOKYO DRIFT】
いまやひとつのモータースポーツカテゴリーとしての立ち位置を確実なものとし、世界中でイベントが開催されているドリフト競技。その草分け的存在であり、最高峰シリーズとして君臨するのがD1GPだ。同シリーズの2024年シーズンは11月9~10日の第9&10戦で閉幕を迎えたが、2戦ともに最後まで激戦が繰り広げられた。そんな熱い週末をクルマ好き元レースクイーンでイベントコンパニオンとしても人気の久保まいさんがレポート! 【画像ギャラリー】お台場で大激戦が繰り広げられたD1最終戦TOKYO DRIFT REPORT&PHOTO:久保 まい(KUBO Mai)/PHOTO:小林 和久(KOBAYASHI Kazuhisa) 今年のD1 GRAND PRIX(D1GP/ディーワングランプリ)も東京、お台場で開催されました。去年は開催前日未明に台風のような強風が吹き荒れ、設営していたテントや会場内設備も大変なことになり、大荒れの予感?な幕開けでしたが、今年の最終戦は澄み切った青空の下、スタートしました!(良かった♪) 土日両日、今年も現地でD1GPを見てきた久保がレポートしていきます!まずは土曜日に行われた第9戦から! D1GPってどんな“レース”? 周回を重ねていくサーキットレースとは異なり、ドリフトの場合「速く、美しいドリフト」といった、速度だけではなく、クルマの角度なども採点に大きく関わってくる競技です。 D1GPでは、単走(たんそう)と追走(ついそう)があります。文字通り、単走は1台のみで走り、追走は2台同時にスタートします。 特に盛り上がるのが後者の追走。前後を入れ替えて2回走行しますが、この2台の攻防がアツイ!「ぶつかるー!」とヒヤッとするくらい2台の距離がギリギリのシーンも多く見られて、会場がどよめくことも多々あります。 ちなみに「ドリフト」という競技は日本発祥ってご存知でしたか?(^^) WE ARE TOYO TIRES! 今年のTEAM TOYO TIRES DRIFTは昨年から引き続き 88号車 川畑真人選手 66号車 藤野秀之選手 そして新しくワークスドライバーとなった 77号車 松山北斗選手 の3台体制です。 タイヤサポートドライバーとして TOYO TIRES × RedBull TCP MAGIC 12号車 マイク ウィデット選手(マッドマイク) TEAM D-MAX RACING 70号車 横井昌志選手 TEAM D-MAX RACING 80号車 田野結希選手 が、参戦されました。 第9戦 川畑選手が単走優勝! まずは単走が行われ、そこから上位16台が追走に駒を進めることができます。88号車の川畑選手の1回目の走行は、なんと99.50!その完璧な走りに、点数の表示が出る前から会場のみなさんは高得点を確信されていた方も多かったように感じました。(私もそのひとり♪)ランキングは暫定1位☆そしてそのまま、川畑選手の得点は抜かれることはなく、第9戦の単走優勝はTEAM TOYO TIRES DRIFT 88号車 川畑真人選手に決定しました☆おめでとうございます☆ 単走の次はいよいよ追走です。 TEAM TOYO TIRES DRIFTとTEAM D-MAX RACINGから追走に進出(ベスト16)したのは川畑選手、藤野選手、松山選手、横井選手で、そのまま皆さんベスト8まで勝ち進むことができ「これは表彰台に青が灯るのでは!?」と期待も膨らみ、ワクワクしながら見ていました。そして、TEAM D-MAX RACING 70号車 横井昌志選手が3位を獲得しました☆おめでとうございます☆ 日曜日の表彰台は青に染まってほしいと願いつつ帰路につきました。 スペシャルシークレットゲストも登場! 追走が始まる前のセレモニーの際にTEAM TOYO TIRES DRIFTからD1 LIGHTSに参戦している玉城詩菜選手のマシンが厳重なセキュリティの下コースに登場。会場もそわそわした雰囲気のなか登場したのは、衆議院議員の高市早苗氏でした!今回はクルマ好きということもあり来場いただいたようで、会場も驚き!私も驚きました!! 第10戦 躍動を続ける川畑選手が最終戦ウィナーに! いよいよ2024年シーズンも最終戦。終わってしまう寂しさもほんのり感じつつ、あのドリフトをまた今日も見られるとワクワクしながら会場へ向かいました。 まずは単走。最終戦ということで昨日よりも熱の入った攻めの走りがたくさん見ることができ、会場からの歓声も大きく盛り上がりました。ここでなんとスゴイ点数を目にすることができたのです。 TEAM VALINO × N-STYLE 70号車 中村直樹選手がなんと100.07をマーク!!! 他の選手を圧倒する速さとドリフトの正確さに皆さんが拍手!ライバルチームではありますが、あの一本の走りには私も感動しました。 この日TEAM TOYO TIRES DRIFTとTEAM D-MAX RACINGでベスト16、追走へ進んだのは川畑選手、藤野選手、松山選手、横井選手、田野選手でした。マッドマイク選手は、前日から駆動系のトラブルがあったようで、残念ながら追走での走りを見ることが叶いませんでした。しかし、今年の東京オートサロンにてお披露目された話題のマシン「FURSTY」とマッドマイク選手のかっこいい走りを実際に見ることができ、とても嬉しかったです♪ 追走では、序盤から波乱の予感……。まずトーナメントでは左ブロックに藤野選手、右ブロックに川畑選手、松山選手、横井選手、田野選手という4選手が固まる状況、そしてなんと最初の対戦で川畑選手と松山選手が当たるカードに!ルール上仕方ないのですが、同じチームが最初から当たってしまうのは、複雑な思いでした(T_T) 各チーム接触なども多く、接戦のなかベスト8進出を決めたのは川畑選手、藤野選手、横井選手、そしてその先のベスト4では再びTOYO TIRES対決となる川畑選手と横井選手が当たってしまうことに……。おふたりともさすがの走りで得点も高く、どちらが勝つかわからない状況でしたが僅か2.4ポイント差で、川畑選手が決勝進出を決めました。 そして決勝の相手は第9戦で優勝している、ウエインズトヨタ神奈川×俺だっ!レーシング 90号車 山中真生選手でした。ルーキーですが実力派。両者譲らぬ攻防の末、結果発表までの時間がとても長く感じました。 そして今回ウィナーに輝いたのは、川畑選手でした!!!やりましたー!!!ポイント差は2.5。接戦を制して勝利を手にされました!!!おめでとうございます☆応援スタンドも大いに盛り上がりました☆ 来シーズンも表彰台に青を灯せ!! 自分の目で見て、肌で感じるドリフトはやっぱりしびれるものがあります。今年はD1GPを直接見れなかったという方は、来年は是非!!現地観戦で勝利の瞬間を一緒に味わいましょう!! 私も2年連続この最終戦しか現地観戦ができなかったので、来年はサーキットに行ってみようと思います☆ D1GPの開催地のサーキットは、私も行ったことのない場所が多いのですが、PROXES TR1を履いている愛車、MR-Sで行ってみたいと思います。
MotorFan編集部
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