【DeNA】今季初サヨナラ勝ち 延長10回宮崎敏郎V弾「うれしい」巨人戦5連敗止め3位浮上
<DeNA5-4巨人>◇27日◇横浜 DeNA宮崎敏郎内野手(35)がサヨナラアーチでチーム今季初のサヨナラ勝ちを収めた。延長10回1死、巨人ケラーから左翼席に6号ソロを決めた。巨人戦の連敗を5でストップ。チームは3位に浮上した。殊勲の宮崎はお立ち台で「素直にうれしいです。後ろにつなぐ気持ちで、まずはランナーに出ることだけを考えて打席に立ちました」と振り返った。 打線は本塁打攻勢でリードした。1点を追う3回1死、桑原の今季1号となる左中間席へのソロで同点に追い付くと、4回1死一塁、佐野が右翼席への弾丸ライナーでの3号2ランで勝ち越しに成功。「宮崎さんのヒットで自分も続く気持ちで打席へ入りました。浮いてきた変化球をファーストストライクから捉えることができよかったデスターシャ!」と振り返った。5回には2死三塁からオースティンが16試合連続安打となる右中間への適時二塁打でさらにリードを広げた。 先発の平良は右肩の違和感から約3カ月ぶりの復帰登板。1回1死二塁とされるも、巨人ヘルナンデスを外角低めビタビタの147キロ直球で見逃し三振。岡本和を外に逃げるスライダーで空振り三振に仕留めた。 2回先頭、大城卓に先制ソロを浴びるも、粘り強く投げ抜いた。毎回走者を出しながらも、制球良く無四球で要所を締めた。86球で5回7安打1失点。リリーフに後を託し「初回は良かったですが、2回以降は出力の感覚があまり良くなかったので、ランナーを出してもとにかく丁寧に投げることを意識しました。良い当たりもありましたが、野手の皆さんに守っていただいたおかげで試合を作ることができたと思います」と振り返った。 しかし2勝目の権利をリリーフが守りきれず。中川虎、坂本とつなぐも3点リードの8回にウィックがやられた。先頭吉川に左翼線二塁打、ヘルナンデスに中前打で桑原のエラーの間に1失点。続く岡本和に同点2ランを浴び、平良の白星は消えて試合は振り出しに戻っていた。