ホンダの技術をつぎ込んだZ【2】9000rpmで36psを発生する超高回転型エンジンとディスクブレーキ、ホンダの軽らしさのルーツ
ホンダの技術をつぎ込んだZ【2】1971年式 ホンダZ GS ホンダZ GSは、空冷エンジンの初期型モデルの中でも、およそ10カ月しか販売されなかった最上級グレード。 なおかつシリーズを通して唯一の前輪ディスクブレーキ標準装備という希少なモデルである。 【画像21枚】空冷直列2気筒SOHCのN360E型エンジンは、9000rpmで36psを発生する超高回転型エンジン オーナーがこの個体を入手したのは27年前のこと。 N360シリーズの軽自動車の魅力にハマり、さらにそこから派生したスポーツモデルのZに魅了され、どうせなら最上位グレードを、と探していたという。 そんな時、「ノスタルジックヒーロー」のスワップミートコーナーに掲載されていたワンオーナーの個体を発見・購入したものだ。 購入時はフルオリジナル状態であったものの、ボディ各所にサビや腐食が見られた状態だったという。 走ること自体は問題なかったものの、2006年にはボディのフルレストアを実行。 さらに2011年にはエンジンのオーバーホールを行い、現在の状態に仕上げられた。 点火系をセミトランジスタ化した以外は、たゆまぬ努力でオリジナル状態を維持し続けている。
Nosweb 編集部
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