松阪市のバス運賃無料デーで続行便が出るってマジ? 早めに行けばジビエを楽しめる!?
■祭りに立ち寄るために下車
バスは国道166号線を西へと向かう。車窓にはのどかな田畑風景が広がり、同じ松阪市内とは思えないほどだ。飯南地域に入ったところで、筆者は「赤滝」バス停にて下車した。 「赤滝」バス停は飯南地域にあり、国道368号線と分岐する地点でもある。ここに入ると奈良県を一部通り三重県伊賀市へと移動することができる。自動車はもちろん、ツーリングなのだろうバイクの集団が走り抜けていくのもみえた。筆者がここで降りたのは近くにある飯南産業文化センターで「いいなんふれあい祭り」という秋祭りが開催されているからだ。 毎年恒例の秋イベントで、地元仁柿(にがき)産の綿による糸紡ぎや深野和紙の紙すきを体験できるコーナーや地元物産、お菓子や定番の露店メニューがずらりと並び、多くの来場者で賑わった。報道によれば当日は約3000人の来場者があったという。筆者が到着した時間はステージから大きな歓声が上がっていた。 なんでも飯南弁で夢を叫ぼう!コンテストというのが行われていたようで、自分のことや飯南、松阪がどんな街になってほしいか等のさまざまな夢が山々に響いていた。次のバスまでは時間があるので、祭りの最後までのんびりと楽しい時間を過ごすした。
■臨時便が先?
祭りの後片付けが進む中を再び「赤滝」バス停へと向かう。祭りから帰る人や、再び運賃無料デーを利用して乗車する人など、上下どちらの方向に向かうバス停も多くの人が並んでいた。次のバスは混雑による遅延で約15分遅れでやってきた。そして行先方向表示器は「三重交通」入口横の経路表示もなしだった。 車内の行き先表示は「道の駅飯高駅」となっていて、どうやら本来のスメール行きのバスに先行して途中の「道の駅飯高駅」までの臨時バスが仕立てられたようだ。車内はほぼ満員であったが各所で少しずつの降車があり、終点近くにはだいたい立って乗っているのは数人という状態になった。
■戻り便に乗り継ぎ失敗!
そして終点の「道の駅飯高駅」に到着した。ダイヤ上は少し休憩した後に、松阪駅前行きの復路となるバスに乗れる予定だった。松阪駅前行きのバスは反対方向のバスなのだが、スメールを出発して定刻でやってきたので、遅れていたこちらのバスとはうまい具合に接続できなかった。(要は間に合わなかったということ) さらに続行の臨時便も道の駅に入る交差点ですれ違ってしまった。よって定期便にも続行便にも乗れなかったのだ。もっとも戻る便との接続というのは通常は考慮してないので、タイミングが悪かっただけの話だ。