富士山 130年間で最遅の「初冠雪」発表 前日から積雪もようやく甲府から確認【速報】
甲府地方気象台は11月7日、富士山の初冠雪を観測したと発表しました。平年より36日、2023年より33日遅い観測となり、1894年に統計を取り始めて以降、過去130年間で最も遅い初冠雪となります。 富士山の積雪をめぐっては、前日の11月6日に、静岡県側からは初雪が確認されていましたが、観測を担当する甲府地方気象台がある山梨県甲府市からは終日、目視することができませんでした。 2024年の富士山は、例年ならば、10月は秋の移動性高気圧に覆われて涼しくなりますが、2024年10月は、夏の太平洋高気圧の勢力がまだまだ強い日が多くなっていて、富士山頂の平年10月の平均気温は1.6℃と90年以上の観測の歴史の中で最も温かくなっていました。 また、10月中旬ごろ、富士山頂では、0℃を大きく下回る期間もありましたが、晴れた日が多く、10月23日と11月2日は、静岡県内は大きく天気が崩れたものの、この時も気温が高かったため雪ではなく、雨として降っていました。
静岡放送