【野菜作りのQ&A】プランター栽培でも連作障害に注意が必要?
『やさいの時間』の「みんなのマルシェ」のコーナーでは、おなじみの講師が読者のみなさんからいただいた野菜作りに関するお悩みにお答えしています。12・1月号から、連作障害についてのQ&Aをご紹介!
Q.プランター栽培でも連作障害に注意が必要ですか?
【深町貴子さんの回答】 同じ場所で同じ作物や同じ科の作物を続けて栽培することで、野菜の生育が不良になるのが連作障害です。土の中の栄養素や微生物が偏り、病気になったり、特定の害虫が増えたりすることが原因です。そのため、プランター栽培でも土を使い回す場合は、畑と同様の注意が必要です。作付け計画を立て、同じ科の野菜を続けて栽培しないようにしましょう。 連作に注意すれば、堆肥の土壌改良材を入れ、失われた栄養分を肥料で補うことで、前作の土がそのまま使えます。 ただし、病害虫が発生してしまった場合は、土壌改良材を入れる前に、土壌消毒が必要です。気温が低い冬場は、プランターの上から土に直接熱湯をかけるか、プランター破損の恐れがある場合は、12・1月号で紹介したような熱湯消毒を行いましょう。夏場なら太陽熱消毒を。二重にしたポリ袋に水を含ませた土を入れて袋の口を閉じ、2~3週間ほど炎天下に放置します。 『やさいの時間』2023年12月・2024年1月号「みんなのマルシェ」より