<大河原邦男>巨匠に聞く「ガンダムSEED」メカデザイン “職人”としての姿勢
「福田監督の好みは分かっているし、彼に任せれば、デザイン以上の魅力を引き出してくれる。長く一緒にやっているので信じていますし、言われた通りやっています。私の仕事は、自分の意思を押し付けなきゃいけないようなものではない。監督が求めているものを出すのが仕事なんです。これまで100本くらいやっていて、こういう作品をやりたいと提案をしたのは『ボトムズ』(1983~84年放送の『装甲騎兵ボトムズ』)だけですね。パワードスーツではなくて、人が操縦して乗る搭乗型ロボットはああいう構造になる。(監督の)高橋良輔さんも『私も考えていた』と言ってくれたのですが、スポンサーには評判が悪くて」
“巨匠”である大河原さんがデザインに取り組む姿勢は“職人”のようだ。「SEED FREEDOM」のMSのデザインには数々の“職人技”が込められている。