モロッコラリー~ステージ1~ ダチアのアルアティヤ組が首位 開発目的のTLC三浦昂組はオープンクラス3番手
世界ラリーレイド選手権(W2RC)第5戦モロッコラリーは7日、ザゴラ発着の352キロ(競技区間180キロ)でステージ1を争い、4輪部門はルノー傘下のダチア陣営となったナッサー・アルアティヤ組が首位に立った。この日はシリーズ通算100ステージ目。5度のダカールラリー制覇の実績を持つ大ベテランは、通算94ステージ目で40回目のV。ダチアの初勝利でもあった。 スタート前には「チャンピオンシップをリードしているので、少しでも多くポイントを獲得するのが重要だ」と力説し、狙い通りのスタートダッシュを決めた。車両は初参戦ながら、チーム運営は今年初めに加わったプロドライブ社。シリーズ3連覇にスキはない。 1分39秒差の2位にオーバードライブのヤジード・アルラジ組がつけ、2分33秒差の3位がフォードMスポーツに移ったカルロス・サインツ組。唯一の市販車クラスとなった「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」のロナルド・バソ組は総合73位。開発目的でオープンクラスに回った三浦昂組も、9台中3番手でゴールした。 2輪部門はヒーローのロス・ブランチが首位に立ち、KTMのダニエル・サンダース、HRCのトーシャ・シャレーナが続く展開だ。
中日スポーツ