センバツ開会式 選手宣誓の倉敷工・福島貫太主将「テーマは感謝」
「大好きな野球ができることに感謝します」。19日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕した第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)。開会式で選手宣誓をした倉敷工(岡山)の福島貫太主将は新型コロナウイルス禍による困難や苦しみに言及し、感謝の言葉を繰り返した。 【熱血、スマイル…】センバツの歴史に名を刻んだ名将たち 3年生部員らで内容を考え、「感謝をテーマに伝えたい」と話し合ったという。一方で「夢と志が人生を創る」「1日1分1秒を大切に」など、野球部のキーフレーズも盛り込んだ。新型コロナの影響でチームも活動の制約を受ける中、「できない理由を探すのではなく、できる理由を探す」との高田康隆監督の教え通りにオンラインでの合同トレーニングに励み、工夫を凝らしてこの日を迎えた。 選手宣誓の練習は毎日夕食後に重ねたという。開会式後のオンライン取材では「名前を言われた時から足が震え、とても緊張した」と打ち明けたが、自らうなずくように言い切った。「心の中で、できる、と唱え、最後までやりきれた。100点だと思います」【岩本一希】 ◇全31試合をライブ中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では大会期間中、全31試合を動画中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/hsb_spring/)でも展開します。