自民、参院議長に関口昌一氏で調整 参院議員会長は武見敬三前厚労相が有力
自民党は1日、体調不良を理由に議長辞任の意向を固めた尾辻秀久参院議長の後任に、自民の関口昌一参院議員会長(旧茂木派)を推す方向で調整に入った。他の会派の了承が得られれば、11日に召集予定の特別国会で議長に選出される見通し。 【自民党内の衆院勢力図】衆院選で変化…最大勢力は麻生派に、旧安倍派は第5勢力へ後退 参院自民の人事では、関口氏の後任の参院議員会長は、武見敬三前厚生労働相(麻生派)の就任が有力になっている。福岡資麿氏(旧茂木派)の厚労相就任に伴い空席になっている参院政審会長には、古川俊治氏(旧安倍派)が有力だ。 来年夏の参院選に向け、松山政司参院幹事長(旧岸田派)、石井準一参院国対委員長(旧茂木派)は留任する。 関口氏は埼玉県議を経て平成15年10月の補欠選挙で初当選し、当選5回。総務副大臣や自民の参院国対委員長を歴任した。 今年1月、参院の党4役だった関口氏らは、自民の派閥パーティー収入不記載事件を受け、所属派閥を退会した。