競泳女子最年長としてパリ五輪に出場した鈴木。ロンドン五輪以来の決勝進出を果たした。(C)Getty Images

　33歳のベテラン・スイマーが久々の決勝進出だ。 　現地７月31日、パリ五輪の競泳は５日目を迎え女子200ｍ平泳ぎ決勝が行なわれた。日本からは準決勝に進出した鈴木聡美が２分23秒54の全体８位で終え、2012年ロンドン五輪で銀メダルを獲得して以来となる決勝進出を決めた。 【画像】パリ五輪で輝いた「日本人メダリスト」を厳選ショットで一挙紹介！ 　競泳のオリンピック代表では史上最年長として今大会に臨んだ鈴木は、この日の午前中に行なわれた予選を力強いフォームで泳ぎ切り、２分23秒80をマーク。全体５位で準決勝へ駒を進めた。準決勝では２組の３レーンで登場。隣には東京五輪金メダルのタチアナ・スミス（旧姓：スクンマーカー）、ケイト・ダグラス、リリー・キング（同米国）ら強敵が揃うなか２～３番手で進み、最後は４位でフィニッシュ。後半伸びきり、ギリギリ決勝切符を掴んだ。 　 　レース後、「やっと決勝の舞台にいける。電光掲示板に表示された時は、本当に嬉しかったです」と声を弾ませ喜んだ。ロンドン大会以来のファイナル進出だと聞くと、「すごく嬉しいですし、今も緊張しているんですけど、どうなっているんでしょう」と自身の鉄人っぷりに驚きの表情で答えた。 　オリンピックという最高峰の舞台で、しかも33歳での決勝進出にネット上では驚きの声が上がっている。「ただただリスペクト」「この年齢で、ここまで来れたことはスゴイ！」「メダル云々より、よくぞ五輪の決勝まで来た！脱帽」「もっと評価していいと思う」などなど、衰え知らずの鉄人スイマーに称賛が寄せられている。 　メダル３個を獲得した12年ロンドン五輪以来となるファイナル。自己ベスト更新を目指す決勝は日本時間８月２日の未明に行なわれる。 構成●THE DIGEST編集部