なぁちゃん、涙と笑顔の卒業ライブ「『乃木坂46の西野七瀬』になれて幸せ」
乃木坂46としての7年間「2690日」の活動に別れを告げた
昨年のNHK紅白歌合戦をもって「乃木坂46」を卒業した西野七瀬(24)の卒業コンサートが24日、京セラドーム大阪で行われた。乃木坂46の1期生で、グループ最多の7回センターを務めた絶対的エースのラストステージ。会場には50万の応募から選ばれた幸運な5万人が駆けつけ、全国218の映画館でも10万人がライブビューイング、生配信もされた。「こんなに大きな会場、初めて京セラでやることができて、地元なのでうれしかったです。ほんとに楽しかった。感謝しかないです。悔いなく卒業できます。今日のことを思い出してまた明日から頑張りたいと思います」と時折、涙ぐみながらあいさつし、最後は笑顔で、乃木坂46としての7年間、「2690日」の活動に別れを告げた。 【写真特集】西野七瀬が地元・大阪で卒業コンサート 5万人の「七瀬コール!」
楽しく盛り上がって、それで乃木坂46を最後にしたい
「活動は年内いっぱいなんですが、卒業コンサートは来年に開催させて頂く予定です...! やっぱりライブ好きなので、みんなで楽しく盛り上がって、それで乃木坂46を最後にしたいですね。是非 楽しみに待っていてくださると嬉しいです!」 昨年9月20日に卒業することを報告した際、卒業コンサートについてブログでそうつづっていた西野。24日は「乃木坂46」7周年を祝う「7th YEAR BIRTHDAY LIVE」の4日目(最終日)、ついにその日が来た。
オープニングの「気づいたら片想い」で声が震える
オープニング、真っ暗なステージセンターに西野が一人現れた。アカペラで歌い出したのは初めてセンターを務めた「気づいたら片想い」。 やはり特別なライブ。声がうわずり震える。途中からメンバーが加わり歌い出すとようやくいつもの“なぁちゃん”に。「大阪~!」と笑顔で呼びかけ、同じくセンターを務めた「夏のFree&Easy」ではフライングしながら歌い、手を振った。
ともに過ごしてきたメンバーが思いを吐露
リハーサルや円陣のときにも感じなかったという(卒業の)実感が、「出番の1分前くらいに沸き、Overtureでぐわーっときた。喉がきゅーって締められて、そのときに、自分にとっての乃木坂の存在が離したくない存在になっている、例えようのない大事なものになっていたんだなとライブの寸前に気づかされた」と西野。 ともに過ごしてきたメンバーにとっても西野は「離したくない存在」。MCで同じ1期生のかずみんこと高山一実は正直な思いを吐露した。 「なぁちゃんから卒業について聞いたのは1年前。それから、『卒業やめない?』『考え直してー』とか何度も何度も引き止めて。ごめんね。年末、最後の紅白が終わって、CDTV(ライブ)で、なぁちゃんがいない、はぁいないって……」 それでも西野がいない2カ月の間に思い直したという。 「なぁちゃんが新しい世界に羽ばたいていく姿を、腕を引っ張ってはいけないと思えるようになった。(卒コンでは)羽ばたくための羽をさせたらいいな」 「寂しいけど次の夢に走り出しているんだから。笑顔で送り出そうね!」 ライブ中、メンバーからそんな声も飛んだ。 『夢をひとつ叶えるため 大事な人と別れた』と歌う「ひとりよがり」や「隙間」。思いそのままの西野らしいナンバーが続く。Wセンター、ともにグループを引っ張ってきたまいやんこと白石麻衣とのナンバー「心のモノローグ」も大切に歌い、不動のセンターを印象づけたレコード大賞曲「インフルエンサー」から「いつかできるから今日できる」まで歌い切った。