なぁちゃん、涙と笑顔の卒業ライブ「『乃木坂46の西野七瀬』になれて幸せ」
『今までありがとう』と5万人と大合唱
「七瀬!」「七瀬!」……。アンコールに応え再び登場。 「ありがとうございます。『七瀬コールそろってるね』ってみんなで言っていました」と嬉しそうに笑い、一呼吸置いてライブへの思いや卒業について語り始めると、こらえていた涙が。 「ライブができることは当たり前じゃない、セット組み立てる人、構成を考える人、カメラマンさん、照明さん、音響さん、数えきれない人たちの力があってライブができている」と、前日の夜に考えたといい、「楽しい気持ちでライブができるのは、見てくれる、手を振ってくれる、アピールしてくれる皆さんがいてくれたから。自分の中で、ライブに対してのルールというか、こういうふうにしようというのが、ひとつずつ生まれていって。それを考えるきっかけになるのは、見てくれるファンの方に喜んでいただきたいというのが原点。すごくありがたいことだなと」 『頑張れ 頑張れ 負けるな』と涙声で自分に言い聞かせるように「つづく」を歌い、レコード大賞2連覇となった「シンクロニシティ」では涙をぬぐい、白石らと笑顔を振りまいた。「ダンケシェーン」では『今までありがとう』と5万人と大合唱。「『やっぱ乃木坂だな!』って初めて言えた!」と笑った。
47曲を歌い終え、最後にメンバー一人ひとりと抱き合い涙
七瀬コール!に導かれたラストは自らの卒業シングル「帰り道は遠回りしたくなる」。笑顔の似合う“なぁちゃん”らしく笑顔で「卒業式」を締めくくった。5万人、配信を含めるとさらに多くの人たちが西野の門出を祝った。 「そんなふうに『乃木坂46の西野七瀬』として、なれたことは、誰も予想しなかったですよね。私でさえも思わなかったですから。本当に幸せだなって。乃木坂の7年間で覚えていったこと、教訓的な、自分で考えたものは、この先ずっとどこにいっても役にたってくれるものだと思います」と西野。 ダブルアンコールで、西野のソロ曲「光合成希望」をメンバー全員と合唱するというサプライズも。47曲を歌い終え、最後にメンバー一人ひとりとゆっくり抱き合った。 「『乃木坂46の西野七瀬』じゃなくなりますけど、西野七瀬はずっと生きていきますので、皆さんの応援のしかたで、私のこと見ていてくれたら一番うれしいなと思います」 『強くなりたい』そしてもっともっと広い世界へ『行くんだ 行くんだ 行くんだ 行くんだ』。メンバーやファンのあたたかい思いに背中を押され、西野が新しい夢に向かって旅立った。