【みやこS】3歳馬サンライズジパングが古馬を撃破しJRA重賞初制覇! 鮫島克駿騎手「レベルの高い世代の一頭」
11月3日の京都11R・みやこステークス(GⅢ、3歳以上、ダート1800メートル、別定、15頭立て、1着賞金=4000万円)は、出走メンバーただ一頭の3歳馬で、鮫島克駿騎手の3番人気サンライズジパング(牡、栗東・音無秀孝厩舎)が、初対戦の古馬を撃破しJRA重賞初制覇。中団追走から向正面で好位までポジションを上げると、直線でしぶとく脚を伸ばし、早めに先頭に立って粘るアウトレンジ(11番人気)を1/2馬身差とらえた。タイムは1分49秒7(重)。 2着からクビ差の3着には、直線で猛然と追い込んだ岩田望来騎手のロードアヴニール(9番人気)が続いた。 サンライズジパングは父キズナ、母サイマー、母の父Zoffany。北海道安平町・追分ファームの生産馬で、馬主は(株)ライフハウス。戦績は11戦4勝。重賞は今年の不来方賞(JpnⅡ)に次いで2勝目。音無秀孝調教師、鮫島克駿騎手ともにみやこS初勝利。 ◆鮫島克駿騎手(1着 サンライズジパング)「非常にうれしいです。大外(枠)でしたが、非常に跳びが大きくて、器用さがない馬だと思っていたので、プラスに捉えていました。道中はある程度、前につけたかったですが、内が速かったので無理しませんでした。3、4コーナーで1列目にいたかったので、向こう正面で思い切って押し上げていきました。直線は頑張って踏ん張ってくれました。3コーナーから逆手前で手応えが悪かったのですが、直線に入るとまた力を振り絞ってくれました。けさもアメリカで同世代でライバルのフォーエバーヤングが頑張っていましたし、レベルの高い世代の一頭だと思います。能力がある中でまだ課題が残っているので、将来性があるなと思います。乗っている感じは左回りの方がいいなと思ったので、チャンピオンズCを使うならチャンスがあるんじゃないかと思います」