山田恵里は五輪3度の金メダルを目指すソフトボール界最高選手が世界一の指導者に
26年に開催されるW杯で2位以内になれば、LA五輪の出場権が得られる。だが、決して楽観できないほどライバルたちは打倒日本を目指して強化を進める。
「今の時点でも日本は世界1、2位の実力。米国が上かもしれないです。ただ、五輪になるとどの国も目の色が変わる。二重国籍の選手たちは米国代表になれなかった場合、他の代表選手になる場合がある」
選手で金メダル、コーチでも金メダル。そして、将来は監督しての金メダルを目指す。現役時代に世界の景色、そして頂点からの眺めを知る山田恵里は、指導者となり日本ソフトボール界の未来を背負っている。
☆プロフィル☆
山田恵里（やまだ・えり） 1984（昭和59）年3月8日、神奈川県出身。元ソフトボール日本代表、外野手。選手として、2004年アテネ五輪では銅、08年北京五輪金、21年東京五輪では金メダリスト。主な所属先は02～20年は日立サンディーバ、21～22年はデンソーブライトペガサス。身長165センチ、左投左打。コーチとして、23年アジアカップ優勝、23年アジア競技大会優勝、24年ワールドカップ優勝。
