【高校サッカー熊本全力応援】進化するブルー軍団「県立大津高校」を応援したい5つのこと
3.大学時代のWボランチ対決
11月に行われた、全国高校サッカー選手権熊本大会決勝。4大会連続の全国を目指す大津と、7大会ぶりの全国を狙う東海大星翔がぶつかりました。 実は、両校の監督は、大学時代に福岡教育大学サッカー部で1年先輩後輩同士、さらにWボランチを組んでいたつながりがあります。 星翔の西岡大輝監督が相手を潰し大津の山城朋大監督がボールを拾いに行く。一緒にプレーしていた先輩後輩同士が県決勝でぶつかったのです…。 西岡監督率いる星翔は、対する大津の山城監督が「現役から闘志溢れるファイター」と称したように、それまでのシステムから一変、5―3―2で挑んできました。 前半は0対0と両チーム先制点を奪えないまま後半へ。後半になると大津のギアが一気に上がります。開始早々、大津の9番山下景司選手(FW)が先制ゴール。 すると、山下景司選手は後半14分にも角度のない所からネットを揺らすなど準決勝に続いて2試合連続のハットトリック。大津が4対0で大会4連覇を果たしました。
4.強度の高い守備と圧倒的な攻撃力
これまで熊本大会では、なかなか代表校の連覇がありませんでした。そんな中で現在県大会連覇を果たしているのがサイド攻撃を武器にする大津です。 今年も両サイドには、ドリブルで仕掛けられる選手や自分でゴール前まで運べる選手など個人技にも長けた選手が名を連ねます。 しかし、これまでの大津と今年の大津はひと味違います。五嶋夏生選手・嶋本悠大選手・山下景司選手の強力センターラインによって、これまで以上に強度の高い守備と圧倒的な攻撃力を合わせ持っていて、その成果は前述した通り、プレミアリーグWESTで圧倒的な強さで優勝を決めたことです。 先に全国制覇がかかるプレミアリーグファイナルは選手権初戦の2週間前、12月15日に行われ、大津は3-0で横浜FCユースに完封勝ちで悲願の初の日本一に輝きました。高円宮杯 JFA U-18 プレミアリーグの頂点に立った大津。選手権全国大会でも優勝を果たし“全国2冠”となるのでしょうか。