駒大7区・佐藤圭汰、昨年恥骨を疲労骨折「状態80%」でも区間新の”怪物”ぶり見せる、激走後も「痛みはない」
◇3日 箱根駅伝・復路 2年ぶりの総合優勝を目指す駒大は7区・佐藤圭汰(3年)が1時間0分43秒の区間新記録の快走を披露した。2020年大会の阿部弘輝(明大)が記録した1時間1分40秒を57秒も更新した。 昨年3月に出場した1万メートルのレース後、恥骨を疲労骨折。昨年10月頃から本格的に練習を再開したが、「状態は80%くらい」。それでも区間新をたたき出すのが佐藤が”怪物”と言われるゆえん。激走後も「疲労はあるが、脚や恥骨に痛みはない」と言い切った。 けがの影響で昨年10月の出雲駅伝、同11月の全日本大学駅伝ではともに走れなかった。それでも何とか大学3大駅伝で最も注目される箱根駅伝に間に合わせ、狙っていた区間新記録を達成。「完全復活かは分からないが、ある程度は戻ってきたなという感覚はある」。次の目標に掲げる9月の世界陸上(東京)では、完全体の自分を見せつける。
中日スポーツ