福井工大、大西良来の逆転2ランで桐蔭横浜大下す/大学野球選手権
全日本大学野球選手権第1日(10日、福井工業大3-2桐蔭横浜大、1回戦、神宮)桐蔭横浜大に1点を先行された福井工大は、四回1死一塁で5番・大西良来外野手(4年、福井工大福井)が逆方向の右翼へ逆転2ランを放ち、先発の三木健瑠投手(4年、名古屋国際)、藤川泰斗投手(2年西城陽)の両左腕投手の継投で2失点に抑え、2回戦進出を決めた。 大西良は、「打ったのは、張っていたのは、外(角)の真っすぐ。きっちりコースに投げてくると思っていて、ライト前をイメージしていて、打った瞬間は、ライトオーバーかなと。(柵越えが)見えて最高の気持ちだった」と笑顔を見せた。 高校通算11本塁打で、大学では公式戦6本目が初の逆方向への一撃となり、「(楽天の)浅村さんは逆方向に打つのがうまい」と口にした。右投げ右打ちの外野手は、次は昨年覇者の青学大が相手となるが「チャレンジャーで」と意欲を見せた。 町田公二郎監督(元広島)は、「(大西良の)ホームランは、まさかの最高のデキでした。もともと体に力はあるが、中距離バッターだと思っている。(両左腕が)よく投げてくれた」と話した。 敗れた桐蔭横浜大・斉藤博久監督は、「(昨年のエースの)古謝(現楽天)がプロで初勝利して、いい報告してくれていて、きょうも来てくれたんだけど。もうちょっと打てると思った。『打ち勝とう』といってきて、先発には『9点あげるよ』と言っていたんですが…。相手投手がよかったし、ホームランも外のギリギリのボールをうまく打たれてしまった」と首を傾げた。