「それでも男か!」いじめられた息子を叱責 しかし、高校生相手にペコペコと…W子さんが気づいた「夫の本性」
「男らしさ・女らしさ」という性別に基づく固定観念。近年、その意識に変化が見られますが、「男だから、しっかりしなさい」「女だから、おしとやかにしなさい」といったことを言われた経験がある人は、今でも多いのではないでしょうか。 【漫画】夫を言い負かしたら…とっても家庭が明るくなりました♡(全編を読む) そんな「男らしさ」を重んじる価値観が、家庭内で問題を引き起こすことがあります。H県在住のW子さんも悩んだひとりです。
いじめられて泣いている息子に、夫が追い討ち
W子さんは、入学したばかりの長男・T君の交友関係に頭を悩ませていました。穏やかな性格で争いごとを好まないT君は、クラスのいじめっ子にターゲットにされてしまったようなのです。 その日も後ろから蹴られた、と泣いている息子をなだめていると、ちょうど夫が帰宅しました。そこで事情を説明していると、あろうことか、夫は大声で息子を叱責しはじめました。 「それでも男か!ナヨナヨするな!」 びっくりしたのはW子さんです。「ショックを受けた息子はその場で固まり、その後のフォローが大変でした。反論できたら苦労はしないし、性格に関わる部分はどうしようもないと思うんですが…」
男らしさにこだわる夫
男らしさにこだわる夫は、息子のランドセルの色も黒しか認めず、格闘技が大好きで試合を観戦しに遠征するほど。 「妻である私にも支配的な一面があり、男は稼ぐ、女は家を守るという主張のもと私に専業主婦になることを望みました。でも、もめたくないので従っていたんです」と振り返るW子さん。 ところが、ある日そんな日常をガラッと変える出来事に遭遇したのだそうです。
え…?高校生相手に…?
「いつものように習い事の送迎のため息子と2人で歩いていると、遠くに夫の姿が見えました。しかし、どうも様子がおかしいので近寄ってよく見ると…高校生くらいのやんちゃそうな男の子に頭をぺこぺこ下げているんです。どうやら帰宅途中に絡まれてしまったようなのですが、いつもの威厳はどこへやら、脂汗を垂らしてヘラヘラして…もう、すごく情けなくなってしまって」 見かねたW子さんが駆け寄り、「何をしてるの!?」と声を掛けたところ、高校生はすぐに立ち去ったそうです。