「湧水量などを詳しく説明すべき」リニアボーリング調査静岡県内到達めぐり指摘 国のモニタリング会議
静岡放送
リニア工事に伴うJR東海の環境対策を確認する国のモニタリング会議が11月26日、国交省で開かれました。委員からは、静岡県内に入ったボーリング調査について、湧水量などを詳しく説明すべきと指摘がありました。 【写真を見る】「湧水量などを詳しく説明すべき」リニアボーリング調査静岡県内到達めぐり指摘 国のモニタリング会議 モニタリング会議は、リニア静岡工区の工事に伴うJR東海の環境保全対策を継続的に確認するため国が設置したもので、今回で5回目です。 会議では、JR東海が11月20日に県境を越えて、静岡県内に入ったボーリング調査について、25日の時点で県境から約10メートル進んだことなどを報告しました。 委員からはボーリング調査に伴う湧水量などについて、調査方法や集計方法などを詳しい説明をするべきなどと指摘がありました。 また、静岡県からはボーリング調査による湧水について、静岡県側から出た湧水がどの程度の割合を占めているかを把握した上で、今後の協議を進めていきたいとの意見がありました。 渡邉光喜静岡県南アルプス担当部長は「(湧水が静岡県側の水かどうかの)分析結果がまだ出ていないので。含まれているのか、含まれていないのか。その結果を見た上で、専門部会の先生方に確認をいただくことになるかと」と述べました。 JR東海は湧水量を確認しながら、引き続き慎重に調査を進めていきたいとしています。
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