石破内閣が始動 小泉進次郎氏は能登で被災者らと意見交換 “早期解散”に野党反発
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首相就任から1日がたった10月2日、石破内閣が本格始動し、各省庁で大臣の引き継ぎ式が行われました。一方、石破首相が下した早期解散の方針について、野党側は反発を強めています。 ◇ 2日朝… 記者 「総理おはようございます」 石破首相 「おはようございます」 内閣総理大臣として、初めての朝を迎えた石破首相。首相官邸に入ると、笑顔で記者とあいさつを交わしました。
首相自ら“納得と共感内閣”と名付けた新内閣。就任から一夜明け、新たな閣僚たちも続々と初登庁しました。 村上総務相(総務省、2日午前) 「どうも、皆さん、おはようございます。皆で力を合わせて頑張りましょう」 そして、行われた各大臣の引き継ぎ式。総裁選の決選投票で戦った高市氏も、経済安保相に就任した城内氏に引き継ぎました。 城内経済安保相 「私帰国子女で筆は全く…」 高市前経済安保相 「子供のころの夢はお習字の先生だったので」 筆が苦手と、署名に手間取ったものの、引き継ぎが終了。後任にバトンが託され、新体制が本格始動となりました。 ◇ 一方、党の役員である小泉選対委員長は、度重なる災害に見舞われた石川県能登地方を訪問。 被災者 「涙出てきた、どうしよう」 小泉選対委員長 「しっかりと復興進めていきますからね」
珠洲市では、被災者らと意見交換しました。 被災者 「今の現状といたしまして、まだ復旧解体が半分も終わっておりません。もっと予算をつけて頂きたいと思います」 小泉選対委員長は「寄せられた声を党の公約に盛り込む」と話していました。 ◇ ただ、選挙にあたっては、石破首相が直面している問題があります。自民党内では、いわゆる裏金議員の「非公認」は見送る一方、比例代表での「重複立候補を認めない」案が検討されています。これに対し、旧安倍派議員を中心に「分断を生む」と反発が出ているのです。 さらに野党からは… 立憲民主党 小川幹事長 「(石破首相に)国民が期待していたはずの筋論とか正論とか、そういうものが発揮できているのかなと、ちょっと懐疑的になっています」 立憲民主党の小川幹事長は、十分な議論をせずに解散を行う姿勢に、苦言を呈しました。
立憲民主党 小川幹事長 「何もやる気のない国会会期とか、大義というのか適正手続きというのか、それを度外視した、ただただ党利党略で逃げ切りたいという解散姿勢とか、これが国民から評価されることはないような気がしますけどね」 “納得と共感”は得られるのか? 総選挙の投開票予定日まで、すでに1か月を切っています。