【ラグビー/リーグワンD1・D2入替戦】ブラックラムズ東京がグリーンロケッツ東葛を圧倒。完封勝利でD1残留決める!
後半10分、グリーンロケッツはFLツイナカウヴァドラの突破からゴール前でラックをつくり、SHフィップスの長いパスを受けたNO8ヴィリアミ・ルトゥア・アホフォノがインゴールに持ち込んだが、人工芝で足を滑らし、デッドボールラインを越えてしまうという痛恨のミス。 その後はブラックラムズが思い切ったプレーでボールを繋ぎ、トライを重ねた。そして試合終了間際には敵陣22㍍ライン付近のラックから、ブラインドに走り込んだLOマイケル・ストバーグが9つ目となるトライで55-0とし、試合を締めくくった。 今シーズン最後の試合で、ベストパフォーマンスを見せたブラックラムズ。ピーター・ヒューワットHCは「シーズン当初はこういった順位になるとは想像もしてなかったけれど、若いチームにとってこのようなプレッシャーのかかる試合を2試合経験できたことは、これからにつながると思います。来シーズンに向けて自信にしてほしい」と安どの表情を見せていた。 そして松橋ゲームキャプテンは、「ディフェンスでもしっかりプレッシャーをかけ、アタックでも自分たちのやるべきことをしっかりやることで、スコアゼロが達成できると思っていたので、相手のミスに助けられた部分も大きかったのですが、結果としてゼロに抑えたことは自分たちがしっかりできた、誇れる結果だと思います」と胸を張った。 敗れたグリーンロケッツのウェイン・ピヴァックHCは、「ブラックラムズは大きくて、強いチーム。D1に残留する資格があるチームだ」と相手を称え、さらに「グリーンロケッツは今年は再構築1年目の年で、今日の試合でどんなところが欠けているか、この先、未来に向けて何が必要なのか明確になった。来季は再構築2年目の年で、より強くなるために今日の試合の経験を活かしていきたい」と早くも来シーズに目を向けていた。
また、この試合を最後にグリーンロケッツを去るレメキ ロマノラヴァ キャプテンは「NECで最後の試合で、こんだけボコられて、ちょっと悲しい。これからNECにもっと強くなってほしい。3年間だけだったけど、NECはメッチャ楽しかった」とコメントした。