【武雄競輪・FⅠ井上茂徳杯】真鍋智寛は人気になっても動じることなく「うれしかった」
<10日・武雄競輪・初日> <記者コラム・野口雅洋の1000円勝負> 真鍋智寛が白星スタートを切った。「S級になって初めて、後ろが競りのレース。でも、それは自分の後ろがいいという選手がいるということなので、素直にうれしいですね」と喜んだ。真鍋1着の〝一本かぶり〟に近いオッズになり、それも「うれしかった。もちろん、勝たないとヤバいなとは思いましたけど」と度胸がすわっている。 「アップのローラーから脚がしっかり回っていたので自信はありました。後ろがどうなっているか、状況も全部見えていた。ただ終3半で黄色の小笠原さんが後ろにいてヤバいと思いました。何とか勝ててよかったです」。単騎の小笠原光が2着、別線の志村龍己が3着だったが、3連単は2140円の低配当。これも真鍋が勝ち切ったからこそ。準決では人気は後位の湊に譲るだろうが、再度押し切って、今度は穴を演出する。 ▼10R(真鍋智寛) 冷静な立ち回りでまたも白星奪取。4―1=全。 ▼6R(戸田洋平) 初日は真鍋後位で競り込まれ6着敗退。だが2日目は同県の藤原俊太郎後位をすんなり回れる。初日のストレスを吹き飛ばす勝利へ。2―134―1346、2―3―7。