前年覇者メドベージェフがツアーレベルのマッチ350勝目を挙げて8強入り「感じ方は違うけど勝ちたいという意欲は同じ」 [マイアミ・オープン/テニス]
前年覇者メドベージェフがツアーレベルのマッチ350勝目を挙げて8強入り「感じ方は違うけど勝ちたいという意欲は同じ」 [マイアミ・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月20~31日/賞金総額1040万4205ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がドミニク・コプファー(ドイツ)を7-6(5) 6-0で下してベスト8に進出した。 ~マイアミ・オープンで8強入りを決めたディフェンディング・チャンピオンのメドベージェフ選手~ 3-1から3-3に追いつかれたあともつれ込んだタイブレークで0-4から巻き返して第1セットを先取したメドベージェフは第2セット第2ゲームを競り合いながらもブレークに成功し、そのまま1ゲームも落とさず1時間29分で勝利を決めた。 「彼(コプファー)は非常にいいプレーをしていた。タイブレークで4-0だった訳だから、僕よりもセットを取る可能性が高かった。特に各ポイントが厳しかっただけに、あのような形で取られたらエネルギーが落ちてしまうことがある」とメドベージェフは試合後のオンコートインタビューで語った。 「第2セットの出だしにそれを利用しなければならないことはわかっていた。だからこそそれがもっとも重要で、僕は何とかチャンスをものにすることができた。このようなことはたまにあるけど、今日のレベルは高かった」 ツアーレベルのマッチ350勝目をマークしたメドベージェフは2016年6月にスヘルトーヘンボスでホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)に対して初勝利を挙げたときのことを振り返り、「試合前に勝ちたいという気持ちは同じだと言ったけど、感じ方は確かに違うね」と話した。 「初勝利のことは覚えている。第2セット5-1でリードしていたときは興奮して震えていたけど、今は随分落ち着いている。そんな訳で感じ方は違うけど、勝ちたいという意欲は同じだ。それが僕の原動力になっているんだ」 ディフェンディング・チャンピオンのメドベージェフは次のラウンドで、第7シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を7-6(3) 6-3で破って勝ち上がった第22シードのニコラス・ジャリー(チリ)と対戦する。
テニスマガジン編集部