【ひねもすのたりワゴン生活】滋賀から城崎、そして神戸 5日間1500㎞のクルマ旅 その1
さて、その頃、我が相棒は時々エンジンのトラブルを示すインジケータが点くようになっていた。こんな長旅の途中で動かなくなったら目も当てられない。出発前に解決しておきたいので、工場のスケジュールを確認しながら出発日を決めることになった。大ごとだったら長期入院も考えなければならないから、ちょいと不安が過る。
しかし、メカニックの診立てはバキュームセンサーの不具合。一泊二日で完了だという。時間も予算も軽微で小躍りした。これで心配なく出かけることができる。ちょっと旧めのクルマだから、長旅には万全の状態で駆り出してやりたい。
【筆者の紹介】 三浦 修 BXやXMのワゴンを乗り継いで、現在はEクラスのワゴンをパートナーに、晴耕雨読なぐうたら生活。月刊誌編集長を経て、編集執筆や企画で糊口をしのぐ典型的活字中毒者。 【ひねもすのたりワゴン生活】 旅、キャンプ、釣り、果樹園…相棒のステーションワゴンとのんびり暮らすあれやこれやを綴ったエッセイ。
三浦 修