「自転車に乗ればスイッチが入るし大丈夫!」落車の痛みを抱えつつ挑む伊藤颯馬 小岩大介との連係で狙うV/別府競輪F1
別府競輪のナイター「西日本スポーツ杯(F1)」が7日に2日目を開催。12RS級準決勝を走った伊藤颯馬(25歳・沖縄=115期)に話を聞いた。 8月平塚「第67回オールスター競輪」の二次予選で落車し途中欠場となった。そこから日にちを空けて参戦したが、初日特選は出番のないまま終わりコンディション面が不安視された。 ところが準決は地元の小岩大介-大野悟郎を連れ、ダッシュを効かせたスピード勝負に持ち込むと他派をシャットアウト。手際よくラインでワンツースリーを決めた。小岩は「ホームのスピードで他は来られないなと感じた。自分は抜きに行ったが颯馬が余裕でしたね」とその強さを称えた。本人は「(落車で)右腰と右膝の痛みが少し残っています。でも痛いは痛いけど、自転車に乗ればスイッチが入るし大丈夫!」と気丈に話した。 最終日、決勝12Rは今シリーズ3度目の連係となる小岩に託された。直後には宇都宮GII「共同通信社杯」が控えるだけに「しっかり踏み切れているし、気持ちを入れて走ります。まずは落車をしないように(笑)」と弾みを付けるレースで完調をアピールする。(netkeirin特派員)