W杯アジア最終予選直前に結果残した細谷真大、アジア杯以来のA代表は「選ばれてからが勝負」
[8.31 J1第29節 柏 2-3 東京V 三協F柏] ゴールという結果を残して日本代表の活動に赴く。柏レイソルFW細谷真大は2試合ぶり今季リーグ戦4点目をマーク。来週から始まる北中米ワールドカップのアジア最終予選に向けて「最終予選なので、初戦が一番大事。自分もその力になれるようにがんばりたい」と意気込みを口にした。 【写真】「可愛すぎて悶絶」「金メダル」「新しいジャケ写かと」大物歌手が日本代表ユニ姿を披露 開始早々からゴールの予感を漂わせた。前半2分、右サイドからDF関根大輝のクロスが上がると、最前線で細谷がボールを受ける。「セキからああいうボールが入ってくるのはわかっていた」。流れるようなトラップからシュートを放つも、GKマテウスに阻まれた。「ファーストタッチはうまく決められたが…悔しかった」と思いをにじませた。 それでも、2度目のチャンスは逃さなかった。前半8分、左サイドからのパスを受けると、PA手前で右足シュートを放つ。低い弾道は相手選手に当たってコースが変わり、GKマテウスをかいくぐるようにゴールラインを割った。「ゴロは決めていたけど、正面に行ったので。(スリップは)狙っていない」とゴールシーンを振り返った。 先制ゴールを挙げたが、勝利にはつながらなかった。細谷は「内容がよくても勝てない試合が続いている」とチームの状況を語った。リーグ戦は中断し、W杯を巡る戦いに赴くが、クラブへの思いは頭にある。「代表で活躍すればチームの雰囲気もよくなる。その競争感も出てくると思うので、まずは代表に行って爪痕を残せるような活躍をしたい」と力を込めた。 今夏のパリオリンピックを終え、A代表は1月のアジアカップ以来の招集となった。「入る予感はしていたので、ある程度準備はしていた」と胸中を明かす。「(パリ五輪で)インパクトを残せたのはよかった。だけど、選ばれてからが勝負だと思う。しっかり試合に出るためにいい準備がしたい。定着できるようにがんばっていきたい」。五輪での成長、今度はA代表で示すつもりだ。