三浦永理、5回目の優出で初優勝 光るテクニックで独走【下関ボート・G2「レディースチャレンジカップ」最終日】
◇24日 G2「第11回レディースチャレンジカップ」最終日(山口県・下関ボート) 11Rで優勝戦が行われ、1号艇の三浦永理(41)=静岡=がインからコンマ09のスタートで逃げを決め、G2通算5回目の優出で初優勝。賞金490万円を獲得して、女子同ランクは2位に浮上した。この結果、ナイタープレミアムG1「第13回クイーンズクライマックス」(蒲郡・12月28日~31日)の出場選手が出そろった。 差さるか。いや、差さらない。まさに”テクニカルエリー”三浦永理(41)=静岡=の面目躍如。西橋が3コースから鋭くまくり差しで迫ってきたが、三浦は冷静だった。「角度的に大丈夫かなと。あとは転ばないように…」。バックストレッチで早くも独走態勢。2着以下の混戦を尻目に後続を見る間に引き離した。 選出順位1位で1号艇となった初日ドリーム戦をインから圧勝すると、その後の予選でも上位着順を重ねる。技なら負けない。終わってみればオール3連対のポールトゥウィンだ。 この優勝で、今節不参加の浜田を抜いて女子獲得賞金ランクは2位に浮上。年末決戦に向け最高の弾みがつき、トライアル初戦は1号艇で登場する。「また緊張しますね。でも、1(号艇)の方がいいんで。蒲郡は準地元なので頑張りたいですね」。第1回大会優勝から、すでに12年の時が経過した。クイーンズクライマックス初代覇者が目指すは、栄光のティアラの再戴冠だ。
中日スポーツ