フリオ・ロドリゲスと共演したクラブ公式動画が話題になっているイチロー氏。(C)Getty Images

　愛弟子との“コミカルなCM”が反響を呼んでいる。 　現地３月27日、シアトル・マリナーズの公式X（旧ツイッター）は、文面に「No Fly Zone, huh?」とつづり、47秒間のショートムービーを掲載。このコマーシャル映像には、イチロー氏（同球団の現球団会長付特別補佐兼インストラクター）が登場しており、“J-ROD”ことフリオ・ロドリゲスと共演した姿がSNSを中心に話題だ。 【動画】イチロー氏とフリオ・ロドリゲスの共演が話題のショートムービー 　動画は、ロドリゲスがハエ叩きに苦戦していた場面からスタートする。そこに現れたイチロー氏は、指でつまむようにハエを捕まえると、「No Fly Zone, huh?」と一言。「No Fly Zone（飛行禁止空域）」は、外野守備で躍動するロドリゲスに度々使われてきた言葉だが、その「Fly」が今回、「ハエ」とのダブルミーニングになっているという内容だ。 　 　これには、ファンだけでなく米記者からも反響の声が続々。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は、マリナーズ公式のX投稿を引用し、「私が今までに見てきた中で最高のものだ！」と興奮気味に反応。同サイトでマリナーズを担当するダニエル・クレイマー記者は、「質の高いコンテンツ」と絶賛のコメントを寄せていた。 　また、“師匠”と共演したロドリゲス本人は、「Greatest of all time（史上最高の選手）」を意味するヤギの絵文字、さらに泣き笑いの顔文字を添え、「イチロー大好き」と愛情を込めてリポスト。その後、マリナーズの公式Xは、舞台裏の写真や映像を公開し、「象徴的なデュオだ」「フリオ・ロドリゲス+イチロー=必見のコンテンツ」と記している。 　面白CMで反響を集めたマリナーズ。28日（日本時間29日）の開幕戦では、ボストン・レッドソックスと対戦する予定だ。 構成●THE DIGEST編集部