アンカーのソーラー&センサーライト一体型「防犯カメラ」の実力やいかに?設置してガチ検証
住宅の防犯対策として最近ニュースでも話題となる防犯カメラ。製品としても進化が止まらないジャンルで、電源が不要なソーラーパネル一体型やAI検知など、最新モデルは便利機能が目白押し。 【「Eufy Security」アプリで防犯カメラのバッテリー残量を確認できる】 そこで、よく知るブランドの製品を体験してみようと、アンカー・ジャパンから3製品をお借りしてレビューしてみます。まずは「Eufy Solar Wall Light Cam S120」(1万4990円)。 実はこれ、「1台で照明+防犯カメラ+ソーラー充電が可能って最高では!?」と以前から目を付けていたんですよね。 戸建てに住んでいる我が家は、AmazonのセールでTP-Linkのカメラを3台購入し、さらにソーラー電源のTP-Link「Tapo C425 KIT」も設置。実はその後、もう1台買い足して、合計5台の防犯カメラが自宅を監視中。なので、TP-Link製品との違いも意識しつつチェックしていきます。 Anker(アンカー)「Eufy Solar Wall Light Cam S120」は、まずコンセプトから特徴的。 ソーラーパネルを搭載した一体型のカメラ&ライト、つまり防犯カメラと庭や外壁などを照らす照明を兼ねていて、公式スペックでは「1日2時間の日照でフル充電が維持できる」と謳っています。もちろんIP65の防水・防塵対応です。 デザインも洗練されていて、見える所に設置もしやすそうなのですが…、いざ設置を始めると設置場所の制約が少々厳しめ。 ソーラーパネルに日を当てるために、完全な日陰や北向きは望ましくない。なので玄関ポーチの下もNG。一方で防犯カメラとして考えると、映したい箇所をカバーする方向に取り付ける必要がある。このように二重の縛りがかかります。 この基準を満たせるところとなると、前回、TP-Linkのソーラーモデルの設置時にも検討した敷地への侵入口になる“門”なのですが…、ここはブロック塀で、取り付け難易度も高め。 製品パッケージには取り付け用のブラケットが同梱されているのですが、本体にもブラケットにも穴や出っ張りなど遊びがないデザインのため、僕の得意とする結束バンドやパラコードで固定できません。どうしても壁へのネジの打ち込みが必要です。 設置場所に悩んだ結果、1日目は玄関横の水栓の上に立てかけるという、カメラ自体を簡単に盗めてしまう甘過ぎる防犯対策で検証をスタートすることに…。 本当にどうしよう…と絶望的な気分で1日を過ごしていると、天の声が聞こえました。 「壁にネジを打ち込みでしか設置できないなら、壁を増やせばいいじゃない」 そうか! と設置のアイデアが浮かんだところで検証が前に進み始めました。