ホンダ『プレリュード』、米国でも25年ぶりに復活へ…次世代ハイブリッド車として2025年投入
ホンダの米国部門は、新型『プレリュード』を、ハイブリッドスポーツクーペとして2025年後半に米国市場に投入すると発表した。 『プレリュード』のプロトタイプとコンセプトモデル アメリカンホンダのジェシカ・ラウダーミルク副社長は、「ハイブリッドスポーツモデルとしてのプレリュードの復活は、顧客のニーズに応える多様な魅力的な製品を提供するという当社の継続的なコミットメントを示すもの」とコメントした。 1978年11月に初代モデルが生産を開始してから45年後となる2023年、ハイブリッドプレリュードのコンセプトモデルがジャパンモビリティショーで世界初公開され、その後ロサンゼルスオートショーで北米初お披露目となった。 プレリュードは5世代にわたり、四輪操舵システム(4WS)やアクティブトルクトランスファーシステム(ATTS)など、革新的な新技術をホンダのラインナップや自動車業界に導入してきた。 ホンダは2050年までに全製品と企業活動のカーボンニュートラル達成を目指しており、2040年までに販売車両の100%を電気自動車と燃料電池車にする計画だ。この電動化戦略の一環として、主力モデルにハイブリッド電気パワートレインを搭載している。 現在、『アコード』と『CR-V』の販売の50%以上がハイブリッドモデルとなっており、新しく導入された『シビックハイブリッド』も最終的には販売の約40%を占めると予想されている。ホンダの電動車累計販売台数は100万台を突破した。 ホンダは今月、米国でのハイブリッド車販売25周年を迎える。1999年12月に米国初のハイブリッド電気モデルである初代インサイトの販売を開始して以来、四半世紀が経過した。 今年、ホンダは同社初の全電気SUVである『プロローグ』の販売を開始。来年後半には、オハイオ州のホンダEVハブで新しく開発したEVプラットフォームに基づく初のEVの生産を開始する予定だ。 プレリュードの復活は、ホンダの電動化戦略の重要な一歩となる。
レスポンス 森脇稔