弾劾集会にストライキ、ソウル「交通混乱」か…タクシー1000台投入
ソウル地下鉄1~8号線などを運営するソウル交通公社内の労働組合3カ所が会社側と賃金・団体協約(賃金団体協約)交渉を妥結したが、年末年始を控えて交通大乱を懸念する声が依然として残っている。首都鉄地下鉄の運営を分担する韓国鉄道公社(KORAIL)労働組合が依然としてストを続けているうえに、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾集会も当分続くものとみられるからだ。 これを受け、ソウル市は8日から年末タクシー・バス供給を拡大した。各種行事・集まりなどで夜間移動が増える年末の帰宅時間帯に深夜移動を支援するためだ。 市はまず、深夜時間帯のタクシーを増やす。タクシー業界・プラットフォーム社と協業し、タクシー1000台をさらに供給する。江南(カンナム)・鍾路(チョンノ)など深夜の乗車需要が多い4地域に臨時タクシー乗車台を設置し、タクシー・乗客を1対1でマッチングする。 個人タクシー業界はタクシー需要が集中する木曜日・金曜日の深夜運行を促し、法人タクシー業界は勤務組編成時に夜間勤務組に優先配置する方式で深夜タクシー供給に協力する。深夜タクシーの乗車需要が多い主要地点に臨時タクシー乗車台を設置し、明洞(ミョンドン)・江南・弘大(ホンデ)などでは乗車拒否・不当料金・自家用乗用車の不法有償運送などが発生しないように集中的に取り締まる。 11月基準で深夜時間帯のソウルタクシー運行台数は2万3105台だ。ソウル市の関係者は「昨年12月の深夜タクシー営業件数(約2万4035台)水準になるよう、タクシー運行台数を増やす計画」と話した。 バスの供給も増やす。16日~31日、月~土曜日、ソウル駅・江南駅など市内11支店の終電時間を午前1時まで延長運行する。深夜専用の市内バス「オルペミ(フクロウ)バス」の運行も増やす。17日~31日、火~土曜日、オルペミバス28台を増車し、計167台を運行する。 ソウル市交通情報センター(TOPIS)ホームページまたは「ソウル交通ポータル」アプリケーションで運行情報を確認できる。 ソウル市のユン・ジョンジャン交通室長は「終電利用が増える年末深夜に帰宅する市民の利用に支障をきたさないよう運輸業界と緊密に協力する」と話した。