「沈黙の臓器」だから気づきにくい 知っておきたい犬の膵炎
膵炎から糖尿病を発症することも
膵炎によって膵臓の萎縮が進むとインスリンの分泌ができなくなり、その結果、Ⅰ型糖尿病を発症してしまうことに。明らかに異常だとわかるほど多飲多尿になります。
愛犬の膵炎を防ぐために
膵炎の原因には、脂っぽいものを大量に食べたことが挙げられます。このほか、自己免疫の異常や高脂血症の体質、ホルモンの病気などとのかかわりも指摘されています。まずは愛犬のゴハンが高脂肪にならないよう心がけ、ケーキや揚げ物など人の食べ物も与えないようにしましょう。 膵臓の病気は早期発見が大切です。チェックリストを参考に、愛犬の様子に気になる点がないか確認してあげてくださいね。 お話を伺った先生/室卓志先生(JASMINEどうぶつ総合医療センター腎泌尿器科および消化器科の担当獣医師) 参考/「いぬのきもち」2022年1月号『知らないうちに重症化する“沈黙の臓器”だから気をつけたい!腎臓・肝臓・膵臓の病気』 文/柏田ゆき ※記事と写真に関連性がない場合もあります。
いぬのきもちWeb編集室