「5点は女子で初めて見た」解説・登坂絵莉も驚く“バックドロップ”で5ポイント 相手選手は拍手が送られ担架で運ばれる
◇パリオリンピック2024 レスリング女子フリースタイル76キロ級1回戦(大会16日目=日本時間10日 シャンドマルス・アリーナ) 【画像】レスリングで金メダルを獲得した藤波朱理選手 レスリング女子フリースタイル76キロ級の1回戦。解説の登坂絵莉さんも驚く「5」ポイントの大技がうまれました。 1回戦の第4試合に出場した五輪初出場のケネディ アレクシス・ブレイズ選手(アメリカ)とカタリーナ・アクセンテ選手(ルーマニア)。第1ピリオドの開始直後にブレイズ選手がタックルでポイントを奪うなど前半戦を6-0で終えます。 すると第2ピリオド開始1分31秒、ブレイズ選手がアクセンテ選手のバックに回り、そのままバックドロップのような投げ技。すると審判が「5」ポイントの判定。 解説していたリオ五輪女子48キロ級の金メダリスト登坂絵莉さんも「5点は私は女子で初めて見ました。本当に高くきれいに投げないと5点っていうのは入らないので、そこまでのパワーは無くて5点技っていうのはできないというか、見たことが無かったので、素晴らしい投げでした」とコメント。 投げたブレイズ選手は5ポイントを追加すると11-0のテクニカルスペリオリティ―で勝利。敗れたアクセンテ選手は投げられた際に首から落ち、コートの上で動けなくなってしまい関係者がアクセンテ選手の元へ駆けつける事態に。
関係者はアクセンテ選手の様子を確認し続けますが、起き上がることができません。すると会場からあふれんばかりの拍手がアクセンテ選手に送られると、そのまま担架に乗せられ会場を後にしました。