皮つき新じゃがで作りたい!じゃがいものおかず3品【Mizukiさんの新しいじゃがいもレシピ】
収穫後、すぐに出荷される新じゃがは、水分が多く、皮が薄いのが特徴です。皮をむかずにまるごと使えるので、調理が手軽なのもうれしいポイント。そこで、料理研究家のMizukiさんが、今だけのおいしさを最高に生かす、とっておきの新じゃがレシピを3品考えてくれました。どれも手間なしで作れる、簡単スピードおかずです! 【画像で確認】「春のポテサラ」調味料の味をなじませるコツは? ▶教えてくれたのは… Mizukiさん 料理研究家。「簡単・時短・節約」「普通のおかずを華やかに」がコンセプト。身近な食材で失敗なく作れるレシピが評判を呼び、雑誌、テレビ、WEBメディアなど、さまざまなジャンルで活躍中。『レタスクラブ』では「Mizukiのコスパ最高!おかず」を連載中。 ■春のポテサラ しゃりしゃり食感の皮もアクセント。シンプルに味わう、春だけのごちそう♪ 【材料】(3~4人分)*1人分144kcal/塩分0.6g ・新じゃがいも・・・ 5~6個(約300g) ・ゆで卵・・・ 2個 ・スナップえんどう・・・ 15個 ■A └オリーブ油・・・ 大さじ1 └酢 ・・・小さじ1 └塩 ・・・小さじ1/4 └こしょう ・・・少々 塩 マヨネーズ 粗びき黒こしょう 【作り方】 1. 新じゃがはよく洗って水けをきり、皮つきのまま2~3cm角に切る。スナップえんどうはさっと塩ゆでして冷水でさまし、水けをきる。ゆで卵は四つ割りにする。 2. 耐熱ボウルに新じゃがを入れ、ラップをかけて7分レンチンする(600W)。熱いうちにAを加え、マッシャーなどで軽く潰しながら混ぜて粗熱をとる。 3. スナップえんどう、ゆで卵、マヨネーズ大さじ1を加えてあえる。器に盛り、粗びき黒こしょう適量をふる。 Mizuki’s Point あつあつのうちに調味料を加え、潰しながら混ぜると味がなじみやすい。 ■コンソメマヨでジャーマンポテト こうばしく炒めたじゃがいもに、コクうまマヨだれが最高にマッチ 【作り方】 新じゃがいもは洗って、皮つきのままくし形に切る。新玉ねぎ(または玉ねぎ)もくし形に、厚切りベーコンは細く切る。皿に新じゃがをのせ、ラップをかけてレンチンする(600W)。フライパンにオリーブ油を熱し、具材を炒める。じゃがいもに焼き色がつき、全体に火が通ったら洋風スープの素、マヨネーズ、しょうゆ、塩を加えてからめる。器に盛り、パセリのみじん切り、粗びき黒こしょうをふる。 (1人分335kcal/塩分2.2g) Mizuki’s Point 新じゃがは焼き色がつくまで炒め、こうばしさをアップさせるのがコツ。 ■新じゃがの煮っころがしおかかあえ 甘辛だれにおかかを加えて香りもうまみもアップ! 【作り方】 新じゃがいもは洗って皮つきのまま半分に切る。鍋にサラダ油を熱し、新じゃがを入れて炒める。切り口が透き通ってきたら、砂糖、みりん、しょうゆ、水を加え、煮立ったらアルミホイルで落としぶたをして弱めの中火にする。時々混ぜたり揺すったりしながら煮る。落としぶたを取り、汁けがほとんどなくなるまで煮詰めたら、削りがつおを加えてからめる。 (1人分130kcal/塩分1.8g) * * * ポテサラやジャーマンポテトといった定番おかずも、新じゃがを使って調味料を工夫すれば、新しい味わいに。「『面倒』をどう省くかが私のレシピ作りのテーマ」というMizukiさんらしく、「ラクなのにおいしい」じゃがいもおかずばかりなので、ぜひ作ってみてくださいね! レシピ考案/ Mizuki 撮影/木村 拓 スタイリング/阿部まゆこ 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子 ※じゃがいもの芽や緑色に変色した部分には、天然毒素であるソラニンやチャコニンが多く含まれています。調理の際にはこれらの部分を充分に取り除きましょう。 ※電子レンジを使う場合は600Wのものを基準としています。500Wなら1.2倍、700Wなら0.9倍の時間で加熱してください。また機種によって差がありますので、様子をみながら加熱してください。 文=高梨奈々