不老不死になって数千年…遊園地に一斉に光が灯るとき未来が変わる?震える結末に注目【作者に聞いた】
初めて描いた創作漫画「陰キャ王子と高嶺の華子さん」が“pixivコミック編集員のオススメ”に抜粋されたり、“今週の注目漫画16選”に選出された杉岡ケイ(@kei_sugioka)さん。現在は、一般企業で働くかたわら、先述した漫画作品が某出版社の編集者の目に止まり創作活動を続けている。 【漫画】本編を読む/感動のエンディングに涙必至!! そんな杉岡さんが描いた「不死の娯楽」は、SNSにアップされるや万バズとなり、「泣いていい?」「なんやこれ涙が止まらへん」「あれ、目から塩水が」「雨が…降ってきたな…」などの多くのコメントがついた話題作。本作を描いた作者の杉岡ケイさんに作品の裏側について話を聞いた。 ■実は“不老不死”というテーマには全く興味がなかった? 「不死の娯楽」を描くきっかけについて聞くと、「不老不死をテーマにしたのは、担当編集さんのアイデアです」と回答。「どう?興味ない?」と編集者に聞かれ、最初は「全然興味ないです…」と答えたのだとか。 「だって不老不死のキャラって最初から悲しみしかないじゃないですか。私はハッピーエンドが好きなんですよ。だから描ける気がしない。そう担当編集さんに伝えると、『じゃあ杉岡さんが不老不死になったら何しますか?』と聞かれ、妄想して思い浮かんだのは主人と子どもの顔でした」(杉岡ケイ) 「主人と子どもに会うために、タイムマシンを作って過去に戻りますかね…」と涙ぐみながら答えたという杉岡さん。すると担当編集さんは笑いながら「面白いね!!そんな答えをしたのは杉岡さんが初めてです!じゃあそれ漫画にしてよ」と言ったのだそう。杉岡さんは「え?鬼?」と思いながらも、かくして不老不死をテーマに描くことになったのだそう。「案の定めちゃくちゃに苦しんで、ネームを完成させるのに半年以上かかりました」と笑顔で教えてくれた。 取材協力:杉岡ケイ(@kei_sugioka)