「失敗は恥ずかしいことじゃない」巨人・重信慎之介が後輩にメッセージ 今季の失敗生かし来季は「盗塁成功100%で」
プロ野球・巨人の重信慎之介選手が20日、球団の社会貢献プロジェクト「G hands」の一環で、母校である佐倉市立染井野小学校を訪問しました。 【画像】今季は走塁で存在感を示した重信慎之介選手 拍手で迎えられた重信選手は、グラウンドに集まった約300人の児童を前に挨拶。「失敗は恥ずかしいことじゃない。失敗の先には成功がある」と、失敗をおそれずにいろんなことにチャレンジして欲しい、というメッセージを後輩たちにおくりました。 また、選ばれた児童とキャッチボールをしたり、男子児童2人を相手に走ったりする場面も。
最後は給食の配膳を手伝うために、給食着に袖を通し、てきぱきと動き始めた重信選手。「いただきます」の号令をかけ、手を合わせると久々の給食を楽しみました。 「あんなに喜んでもらえると思ってなかったんで、うれしかったですね」 後輩との交流後に報道陣の取材に応じた重信選手は笑顔を見せます。放送委員を務めていたときの話や、染井野町内を駆け回って、脚力が鍛えられたことなどを冗談を交えながら語りました。 後輩たちにおくった「失敗の先には成功がある」というエピソードについて聞かれると、今年8月17日の中日戦を例に挙げた重信選手。それは、このシーズンで初めて盗塁死した試合でした。
「(それまで)盗塁失敗ゼロできてて、中日戦で清水達也投手、キャッチャー木下拓哉選手で初めて刺された。ずっと失敗してない中であそこまでシーズンが進むのは初めての年。初めての領域まで来ていたので、その中での心の持ちようは失敗によって考えさせられるものがあった、そこは来季につながる経験だったかなと思いますね」 このオフにはスタメンを狙うためのスキルアップはもちろんのこと、特に走塁の部分で磨きをかけたいという重信選手。来季には「盗塁成功100%」を目標にしたい、と意気込みました。