プロがお見合いを仲介!「結婚相談所」を利用してみた
いざ結婚相談所へ
こうした経緯があり、今私はここメイフェアでプロのマッチメーカー、つまり結婚相談所である「ボウズ・リヨン・パートナーシップ」の創業者、ヘイリー・バイストラムと面談するに至ったのです。 2時間程度で、ヘイリーは私の人生のすべてを聞き出しました。幼少期から学歴、キャリア、そしてもちろん交際歴まで。ただおしゃべりをするような雰囲気で一瞬にして私を安心させ、私の基本情報をすべて網羅しました。 見ず知らずの人に自分が何者なのかを語り、なぜ36歳の現在、ロンドンのような大都会でシングルライフを送っているのかを説明するのはちょっと不思議な感じです。 でも、話しているうちに改めて思いました。「マッチングアプリの代わりに、結婚相談所に託してみようか? 」と。 私は毎晩、アプリの向こうにいる見知らぬ、そして実際に会うことは恐らくないであろう5人ぐらいの男性たちと同時にチャットしていました。でもアプリ代わりに、結婚相談所のサービスを試してみたくなったのです。
本気度が分かる!
ヘイリーからの質問は、答えるのが難しいものもありました。たとえば子どもやこれまでの破局についてなど、触れるのが難しいまたは辛い領域に踏み込むものも。 でも、彼女が質問してくれて本当によかった。彼女が紹介してくれる男性も同じような質問をされているはずです。近い将来に私が向かい合うことになる男性は、きっと私が自力で出会うような相手よりもずっと前向きで、交際をする心の準備があるがはずだと期待ができるからです。 まるで自分専用のバウンサー(クラブの入店基準を決める警備員)がついたような心強さを感じました。“クラブ・サラ”に入る準備ができているかという入会資格があるかないかを選別できるのです。 「ボウズ・リヨン」の会員は全員、まず面談を通して審査されます。スタッフは入会を希望する人全員と直接会い、その人が本人であること、提出済の写真と同一人物であることを証明しなくてはなりません。