プロがお見合いを仲介!「結婚相談所」を利用してみた
マッチングアプリを利用して、恋人や将来のパートナーを探すことが一般的になってきている昨今。とはいえ、何度スワイプしても出てくる人が同じだったり、誰かとマッチする度に同じやりとりを一からすることに「疲れた…」という話もよく耳にするもの。 【マンガ】仕事も恋人もない30代の幕開け!どん底で出会ったのは“運命”の人 現在のデジタル時代以前から存在するマッチングシステムといえば「結婚相談所」。プロのマッチメーカーが「お見合い」を仲介してくれるこうしたシステムは、日本だけでなく世界中に存在します。 本記事では、マッチングアプリに疲れ結婚相談所を利用したというサラ・ルイスさん(仮名、ロンドン在住)の経験談を<コスモポリタン イギリス版>からご紹介! 語り:サラ・ルイスさん
デジタルの荒野から「ダイヤモンドの原石」を探し求め…
ロンドン中心部、メイフェア地区にある高級オフィスの役員会議室で、私はコーヒーを飲んでいます。吹き抜けの天井は私のはるか頭上にあり、部屋の外には“お金を生み出す技術”に携わる人々の喧騒が漂っています。 「この大きくてなめらかな楕円形のテーブルで、一体どんな契約が行われてきたのだろう? どんな話し合いが行われただろう? 」 きっと得たものも、失ったものもあったはず。そして私が恋愛において「得たもの」「失ったもの」「譲歩したもの」について、ぼんやりと思いを巡らせていました。 人によって考え方はさまざまですが、私にとって「デート」「交際」「性的関係」、それらはすべて「愛」にまつわること。そして、それこそが私が探しているもので、デジタル時代の荒野から「ダイヤモンドの原石」を何とか見つけ出したいのです。 私は「運命の人」は信じていません。これまでに3度の恋愛を経験しましたが、今後、もっとたくさんの恋愛をするのだろうと感じています。 アプリの向こうで遠浅のビーチで微笑む男性、仲間囲まれて楽しそうにしている男性、赤ちゃんを抱く男性、バーで飲んでいる男性、そして巨大な魚を抱いてポーズを取る男性…どれも見栄えの良い写真ばかりだけど、そんな男性たちのプロフィール写真を延々とタップし続け、愛を探し求めているのです。 私は、マッチングアプリを通した出会いを軽視しているわけではありません。それどころか、マッチングアプリは目的達成のための効果的な手段だと考えています。私はアプリで何人ものすばらしい男性に出会い、ほかの方法ではけっして得られないような経験もしたのです。 特にコロナ禍において、私のような一人暮らしのシングルにとってマッチングアプリは文字通りのライフラインとなりました。孤立感をやわらげてくれたからです。しかし、長期的なパートナーや「夢見たような恋愛相手」を見つけるという目標には到達できていません。 マッチングアプリを3年間もやっているものの、期待値と異なる結果が続いているのが現実です。