中日ドラフト4位・石伊雄太、セールスポイントの『強肩』武器に正捕手争い参戦 二塁送球タイムは1・8秒台たたき出す
中日からドラフト4位指名された日本生命の石伊雄太捕手(24)が1日、大阪市内の日本生命本店で松永幸男スカウト部長らから指名あいさつを受けた。社会人ナンバーワン捕手のセールスポイントは、マウンドからスパイクを履かずに147キロを計測する強肩だ。加藤匠をしのぐ肩を引っ提げて、竜の正捕手争いに割って入る。 即戦力の期待がかかるドラ4はプロの先輩たちをもしのぐ武器を持っていた。「守備が持ち味。肩には自信があります」と石伊は胸を張った。 遠投115メートルを誇る強肩の持ち主。二塁送球タイムはコンスタントに1・8秒台をたたき出す。昨年の冬、日本生命のグラウンドでマウンドから投球した際の球速は147キロ。強肩で知られる加藤匠がロッテ時代のファン感謝祭で出した146キロを上回るスピード。しかも石伊はスパイクではなくアップシューズで計測したというから驚きだ。 「人より少し投げられるくらい」という肩が武器になったのは、三重・近大高専2年のとき。当時のコーチに「リリースのとき、スピンをかけるのではなくて、ボールをつぶすくらいの感覚で投げてごらん」というアドバイスがはまったという。担当の山本スカウトは「今シーズンは相手がほぼ盗塁を仕掛けなかった」と話した。
中日スポーツ