ビール大手、3社増益 円安寄与、海外事業けん引
ビール大手4社の2024年6月中間連結決算が13日、出そろった。サントリーホールディングスとアサヒグループホールディングス、キリンホールディングスは純利益が前年同期に比べ増えた。サッポロホールディングスも純損益が黒字に転換した。円安を追い風に海外事業がけん引し、国内ビール販売も好調だった。売上高に当たる売上収益も全社が増加した。 純利益はサントリーが前年同期比7.8%増の926億円で、中間決算として過去最高だった。アサヒは16.1%増の763億円で、日本や欧州の事業が堅調だった。 キリンは78.9%増の572億円と大幅に増加した。サッポロの純損益は60億円の黒字だった。