【ロクマル車にハヤブサ載っかってマス!!】ハヤブサが火を吹く! キュートなフォルムとは裏腹に強心臓を搭載するニッポンの国民車パブリカ
’60年代の日本を駆け抜けた“国民車”。しかし、フードを開けたら……? BASE CAR:パブリカ/1967年型 【画像16枚】快音を鳴らすヨシムラのエキゾースト、本格レース仕様の内装メイクなどなど、換装したハヤブサエンジン以外にも見どころ満載なパブリカの全貌はココをチェック!! ラリーカーチックな勇ましい風貌に、かわいいのにヤルねえ! と何気なく近づいてみると、エンジンルームを覗いてビックリ! かたわらに立つオーナーはシメシメと笑顔を浮かべていた。 そのエンジンの正体は、なんと、スズキの大型二輪車であるハヤブサの直列4気筒DOHC! ハヤブサはアメリカではドラッグレースのベース車両としても人気の高いモンスターバイクなのだが、なぜまたハヤブサのエンジンをパブリカに載せようと思ったのか聞くと、意外な答えが返ってきた。 「ガレージが手狭になったこともあって、妻がハヤブサを手放せって言ったんだ。それで仕方なく、ハヤブサからエンジンだけ降ろしてパブリカに移植することにしたのさ。HAHAHA(笑)」 聞けばパブリカのほかにもTE27カローラクーペのラリーカーなどを所有しているというオーナー。 実はラリーでコ・ドラを務めるのが、ハヤブサの売却を進言した奥さんだそうで、モータースポーツは夫婦共通の趣味とのこと。 ハヤブサは、本来エンジンを横置きし、後方の6速ミッションからの出力をチェーンで後輪に伝える。 パブリカではそれを縦置きし、ミッションの出力軸が車体の真ん中にくるよう搭載している。 そこから後ろはSpicerのヨークとUジョイント、カスタムメイドのプロペラシャフト、TE27のLSDを内蔵したリアエンドの順番に接続。 リバースもできるよう、レバーで回転方向が変えられるギアボックスも用意したが、実装はこれからとのこと。 ミッションにはシュニッツのレースカットシーケンシャルドグミッションを入れ、シフトリンケージで繋いだレバーを前後に動かすだけで変速が可能。 なのでクラッチペダルの操作は不要で、ヒールテックのクイックシフターというサブコンも装着したことで、変速時に一瞬アクセルを抜く必要もないのだ。 フロントのサスペンションには、ホンダ・モンキー用の車高調を取り付け、リアのリーフスプリングを平坦に加工してローダウン。 タイヤサイズは175/50R13と純正よりはマシだが、さすがにキャパ不足は否めない。 今後はオーバーフェンダー化するほか、AE86のストラット、ディスクブレーキ、ホーシングなどの移植も考えているそうだ。 実はオーナーの頭の中には、リアエンジンを追加したツインエンジン化の構想もあるのだとか。 末恐ろしや……。
カスタムCAR 編集部
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