寒さ吹き飛ばす恒例の開門神事「福男選び」一番福は17歳、陸上部の高校生「いい一年にできたら」兵庫
読売テレビ
商売繁盛の神様をまつる兵庫県の西宮神社で10日、恒例の福男選びが行われました。参加者5000人の中、今年の一番福を手にしたのは? 「ドーン!(太鼓)かいもーん(開門)、かいもーん!」 今年も早朝から、真冬の熱~~い神事が行われました。 商売繁盛の神様「えべっさん」で知られる兵庫県の西宮神社。十日えびすの、参拝一番乗りを目指し、境内を駆け抜ける恒例の「開門神事・福男選び」です。 スタート位置を決めるくじ引きには、前日から多くの人が集まり長蛇の列が。 一番前で並ぶ参加者 (Q:朝何時から並んでいる?) 「朝8時半から並んでます。今年は何としても当てる気で来ました」 参加者 (Q:どちらから来た?) 「埼玉県から来ました」 (Q:もし当たらなかったら?) 「それはそれで、また思い出なので大丈夫です!」 そして、ten.からもこの人が… 渡邊幹也アナウンサー 「お祭りが大好き!読売テレビアナウンサーの渡邊幹也です!私も福男目指します!!」 実は渡邊アナ。福男選びに深い思い入れがあるようで… 学生時代に走った経験があり、当時の映像を見ると、先頭集団の中を走る渡邊アナ。 本人によると、10番目くらいで走り終えたとのこと。 渡邊アナ 「僕がそもそもアナウンサーを目指した場所がここで、高校3年生の時に参加したときにアナウンサーの方と出会って目指したので、もう一回アナウンサーになって福男をつかみとりたいなって来ました」 午前0時、運命のくじ引き。門の前に立てるのはわずか108人。 お祭り男、渡邊幹也。福男への切符をつかめるのか? 渡邊アナ 「あ~!はずれや!はずれた~」 寒さだけが残る結果で、あえなく終了。 渡邊アナ 「これかなと思ったものを変えたんです。迷いがあった。皆さんの走りを見届けます!」 「かいもーん!」 鈴木潤 記者 「スタートしました。転んだ!もの凄い、もの凄い迫力です」 太鼓の音を合図に表大門が開かれ、全国から集まった足自慢たちが230メートルの石畳の参道を駆け抜けます。目指すものはみな同じ、「一番福」です。 渡邊アナ 「さぁ、いま先頭が見えました。そのまま、最後のコーナーを回って一直線!フィニッシュ」 先頭集団の3人がそのまま見事、福男に! 今年の一番福を射止めたのは初挑戦の兵庫県宝塚市の高校2年生、大岸史弥さん(17)。陸上部に所属しています。 一番福・大岸史弥さん 「福男になって全然実感ないんですけど、今年いい一年にできたらいいなと思います」 (Q:福男になったことを誰に伝えたい?) 「きょう来た友達と親や家族に伝えたいです」 寒さを吹き飛ばす熱い戦いとなった福男選び。たくさんの人に福が届きますように。