東日本大震災から13年の時を経て“恩返し” 石巻で「奥能登地域」の球児招いた交流試合
寄せ書きに綴った思い…野球を通じた復興、これからも
4日は試合間にセレモニーが開かれ、奥能登選抜の前川知貴主将(門前高)と宮城県高野連選抜の郷家璃久主将(仙台商高)が寄せ書き色紙を交換。色紙には「一緒に頑張って復興していきましょう」「被災地にしか生み出せない感動がある!!頑張ろう」などと記されていた。
宮城県高野連強化育成部の平塚誠委員長は「来年以降、こちらから奥能登に行って奥能登の現状を見る機会を設けるのか、また宮城に来ていただくかたちになるか、定かではないですが、これからも交流を深めていきたい」と話す。野球を通じた復興の、一つのかたちがここにある。
(取材・文・写真 川浪康太郎)