「7億ドルの男を歩かせても、3億5000万ドルの男」ベッツの一発 チームメートも相手に同情
◇MLBインターリーグ ドジャース6-2エンゼルス(日本時間4日、エンゼル・スタジアム) 【画像】古巣エンゼルス戦 打席でオホッピー捕手と会話する大谷翔平選手 ドジャースはエンゼルスにタイブレークとなる延長10回に4得点。勝利を大きくたぐり寄せたのは、2番ムーキー・ベッツ選手の一発でした。 この回、1点を奪ったドジャースは、2アウト2塁で1番大谷翔平選手の打席。しかし、エンゼルスは大谷選手との勝負を回避。申告敬遠を選択し、2番・ベッツ選手との勝負を選びます。 その初球、ロアンジ・コントレラス投手のスライダーをレフトスタンドへ15号3ランホームラン。塁上では右指を突き上げガッツポーズ。大歓声の中、チームメートと喜びを分かち合いました。 試合後、ベッツ選手は「『ここでいい球を打て!』と自分に言い聞かせていた。翔平は翔平がいつもやっていることをやっている。だから、とにかくいい球を打とうと思っていた」と話しました。 そしてこの勝負強さを見せたベッツ選手にチームメートも称賛。 大谷選手は「本当にさすがの一言ですし、うちとしては一番いい形で勝てたと思う。逆に言えば相手としては一番嫌な形で得点されたのかなとは思うので、明日に自分たちがいい流れで入っていけるのかなと思います」とコメント。 また先発のウォーカー・ビューラー投手は「7億ドルの男(大谷選手)を歩かせても、3億5000万ドルの男(ベッツ選手)との対戦は大変だ。彼だって野球がすごくうまいからね」と、相手投手の立場を考慮した言葉を残しています。