米兵少女暴行事件に「怒りを持って抗議」 県民大会に2500人超 謝罪や再発防止を求め決議 沖縄
「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める県民大会」(同大会実行委員会主催)が22日午後2時、沖縄市民会館大ホールで行われた。会場内や立ち見、ロビー合わせて2500人超(実行委員会発表)が参加し、米兵事件に満身の怒りを示し、被害にあった少女に寄り添い続けることを誓った。さらに、被害者への謝罪と補償、二次被害の防止、関係自治体への速やかな情報提供、日米地位協定の抜本改定を求める大会決議を参加者の拍手で採択した。 少女の勇気「これからも支える」 米兵少女誘拐暴行事件 那覇で裁判報告集会 沖縄
決議では「被害者は悪くない。私たちは(被害者の)勇気ある訴えに応えたい」として、「性暴力事件とその後、決められた通報手続きが無視された事に対して満こうの怒りを持って抗議するとともに、徹底した再発防止に向けて下記の事項が速やかに実現されるよう強く要求する」とした。 大会実行委員会は大会決議を23日に外務省沖縄事務所と沖縄防衛局に対して、直接手渡す予定。 大会であいさつに立った玉城デニー知事は「私たちは人が人として尊敬されること、人権が尊重されるようこれからも声を出していかないといけない。二度と被害者を出さないよう軍に対して規律も厳しく求め、そしてそれを一個人の責任にせず、軍そのものの構造的な責任として求めていきたい」と語った。
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