新田真剣裕、弟・眞栄田郷敦の出演映画にサプライズ出演「皆さんこんにちは。郷敦をよく知る者です(笑)」<ブルーピリオド>
8月20日に映画「ブルーピリオド」公開記念舞台挨拶が行われ、主演の眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひよりの、美術にかける高校生たちの熱い物語を彩った豪華若手キャスト陣、さらに、本作のメガホンを取った萩原健太郎監督が登壇した。 【写真】トークから仲良しが伝わる眞栄田郷敦ら俳優陣 ■映画「ブルーピリオド」 2017年6月に月刊アフタヌーンで連載が開始すると瞬く間に、「TSUTAYAコミック大賞」「このマンガがすごい!」など国内の主要漫画賞にノミネートされ「マンガ大賞2020」を受賞。さらにアニメ化やYOASOBI「群青」とのコラボレーションでも話題を集め、累計発行部数は700万部を超える大人気漫画となった「ブルーピリオド」(作:山口つばさ)。 今回、主演に眞栄田郷敦を迎え、萩原健太郎監督で実写映画化され8月9日より劇場公開がスタートし、8月8日~12日の4日間で観客動員数11万人、興行収入1.5億円を突破。初登場実写映画としては、週末興行収入1位の大ヒットスタートとなった。 ■良い評判の数々にうれしさを語る 大きな拍手で迎えられ会場に登場したキャスト・スタッフ一同。公開を迎え初日満足度1位に輝いた本作に続々と反響が届くなか主人公・八虎を演じた眞栄田は「すごい良い評判をたくさんいただいていますね。普段連絡来ない人からも泣いたとか感動したと感想をもらってうれしいですね」とコメント。 上映している映画館に眞栄田と監督、そしてやす(ずん)やスタッフたちと映画を見に行ったことを明かした。板垣から「楽しそう」、高橋からも「その空間にいたかった」との声が。熱い涙を流す観客が後を絶たない本作だが、監督も「結構すすり泣く声とか聞こえました」と実際の劇場のリアクションを肌で感じたという。 高橋は「公開した作品を必ず見てくれる高校の時の友達がいて、どうやって役作りしたのといつもより前のめりに感想を教えてくれて」と身近な人の高評価にうれしそうな様子。板垣は「今までの作品より見に行きたいんだよねって言ってもらえることが多い気がして。実際に観てくれた人も今までにないぐらいの感じで熱い感想をくれました。(世田介が)天才だったと言われて気持ちよくなりました」とにっこり。 桜田は「SNSの方で応援してくれる声をたくさんみつけて。私たちが撮影の時にもっていた熱量がそのまま届いているなと思ったのでうれしい気持ちになりました」と語った。萩原監督は「良い反応の多さにびっくりしますけど、中でもこの4人に関する反響が凄く多いです。そこがすごくうれしかったですね」と話した。 ■俳優陣の仲良しさが伝わってくる「意外だな」トーク 撮影から1年が経ち、プロモーション期間も経て共演者の意外だなということはと聞かれると、高橋は「この2ヶ月で結構聞かれたので(笑)ないことはないんですけど…」と眞栄田の髪型をみて「今日前髪おろしてるのが意外でした。かわいなと思って」と仲良しトークを披露。先日の高橋のラジオ番組に眞栄田と板垣が出演したことに触れ「楽しかったね」と盛り上がる場面も。 続いて、高橋の意外な一面を聞かれて、眞栄田は「熱いですよね」と言われると高橋は「平熱は低いんですけどね」とふざけて返した。眞栄田のコメントを受けて高橋は「出会った時から熱いって、内に秘めてるとか言ってくれるんですけど、自分でも再確認できた部分でもあります」と話した。桜田は悩んだすえ「地頭が良い!」と回答。「話していて頭の回転スピードとかで感じました」と続けた。 板垣の意外な部分を高橋は「クールそうに見えて、かわいい。ね、ひよりちゃん?」と急に話しを振られた桜田は「李光人くんと共演の回数が多いんですけど、久々にあってもブランクを感じさせないところがあって。考え方が似ていると感じる部分もあって、いつもフラットですよね」と明かした。 桜田の意外なところを探すため桜田をまっすぐみる共演者たち。高橋は「髪のびたね」というと、桜田は「夏なんで!」と。共演者から逆じゃない?との声が上がるも桜田は「夏なんで髪が伸びるスピードが早いんですよ」と意外なところで桜田の意外ポイントを見つけていた。 監督からみたキャストの意外な部分を聞かれると「意外かは分からないですけど、皆さん真面目ですね」と絵画に向き合うキャラクターたちと重ね合わせていた。 ■「影響を受けた一言」についてトーク 劇中で八虎が先生に言われた一言が名言との反響が多く寄せられており、実際に影響を受けた一言について聞かれると眞栄田は「ブルーピリオドに届くコメントと感想を見ているとすごいパワーもらえるなと思いますね。今撮影しているのとかも頑張ろうと思えます」とコメント。 高橋は「本当に体が資本だから色んな人に休んでいいんだよって言われて、元々休みなんてあっても意味ないっしょってタイプだったんですけど、休むことに重きを置くようになりましたね」と仕事に対して影響を受けた言葉を明かしていた。 板垣は「中学の頃に面白い先生がいて、デスクにお札を書いて貼っている先生がいて、僕もそれを真似して貼ってたりしてました。学生の頃の多感な時期に先生や大人の影響ってすごく大きいなと思います」と八虎のようにアートへの興味を持ったエピソードを明かした。 桜田は「犬の存在が一番大きくて。仕事で落ち込むときもこの子を守らないとと思ったので、桜田ひよりが成長するために出会ってくれたんだなと思います」とパワーをくれる存在であると話した。 自分の好きなことを見つける方法について問われると高橋は「自分の好きなものを見つける時に、自分から見つけに行くことが合ってる人と、自分から見つけに行かない事が合ってる人もいると思います。自分の目に留まったものを大事にすればいいと思うので、自分の物差しを持ってほしいなと思いますね」と話すと、眞栄田も共感した様子で「色んな経験を積むことですかね。経験することで自分の好きとか嫌いもわかってくると思うので」とメッセージを送った。 ■まさかの出演者発表に会場はパニック イベント後半では映画のサプライズ出演者が発表。萩原監督から「新田真剣佑さんです!」と発表されるとキャストは驚きの表情をみせ、会場からも「えっ!」という反応でざわつくなか、本人からのコメントが読まれた。 渋谷でのシーンで冒頭5分に実は登場していた新田だが、出演した経緯を聞かれた監督は「(新田が)現場に来るということになって、僕から出演をお願いしたんです。本当に八虎の脇を通り過ぎるシーンだったので現場で気づいていたか聞きたくて…」と質問されると眞栄田は「あの日、やたら現場全体に緊張感があったんですよ。で、観察していたら気付いてしまったんですけど(笑)」と既に現場で気づいていたと逆サプライズ状態。 続けて眞栄田は「その日エキストラの人がたくさんいたんですけど。気づいてしまって。めっちゃびっくりしました。でも、モニターとか見てましたけどね(笑)」と、極秘出演のはずだった新田のまさかの行動を明かした。 また、手紙をもらった感想を「日本語うまくなったなと思います」と会場を笑わせつつ、兄弟共演について「いつかやりたいねって言ってます。温めております」と思いを明かした。このサプライズに高橋は「僕知ってはいました」とまさかの反応をみせ、板垣は「すごいパニック!もう一回みたいと思いましたし、すごい素敵だなと思いました」と、桜田は「私も全然気づかなかったんでもう一回観たいと思います」と答えた。 最後に眞栄田が「一回以上観ていただいた方が多いと思うんですけど、すごく良い評価をいただいていて有難いです。この映画を観て何かを感じてもらって動かされる人が増えてくれることを願ってます。もし興味があれば僕の兄貴探しもしてもらって、何度も観ていただいてオススメしてもらえたら嬉しいです。この映画が長く広く残るように願っております。」と挨拶し舞台挨拶を締めくくった。 ■新田真剣裕コメント全文 皆さんこんにちは。郷敦をよく知る者です(笑)。何故コメント?と思う方も多いと思いますが、実は映画「ブルーピリオド」に少しだけ出演させていただいてます!話せば長いのですが…なんと映画の現場にこっそり遊びに行った際に、監督のアイディアで出演させていただけることに。主演の現場でお芝居をしている弟の姿はすごく立派でした。いつかセリフをかわせる日が来るのを楽しみに待ってます。この夏1番胸が熱くなり涙する映画を是非劇場でご覧ください。